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バイク工房内の出来事。

バイク選びやメンテナンスのヒントを見つけていただければ。

ライトウェイト ディスクホイール オーバーホール

2022-06-21 | 点検、オーバーホール
ようやくイベントも次第に始まり、皆さんの動きが慌ただしくなってきました。

今回は、仙台の岩渕選手のホイールオーバーホールです。

この個体は、カーボンを損傷させてしまい。
修理工場にも修復を断られてしまい、仕方なく当店で修理を行ったホイールです。

今のところ無事に使用できているようです。


既に分解済み。
専用ツールを複数使用して、ベアリングを外してあります。

今回は、タイヤ交換の依頼でしたが。
後輪はシャフトを回すと明らかに重い。。。

新たにオーバーホールの依頼を受け、点検すると1ヶが消耗していました。
相談後念のために、好調の1つを残し3つ交換することになりました。


構造はシンプルですがこれが曲者・・・(あとで!
今回ベアリングは、相談して「ENDURO ZERO」を使用します。


ハブボディーのベアリングを圧入して、ラチェットのワンを装着。



今回唯一の好調ベアリング。
カセットボディーの反対側のベアリングをプレスします。


カセットボディーを装着して完了です。

このような構造は意外と多いのですが。
シンプルゆえに調整が基本出来ない構造です。

ベアリングを、シャフトとカラーの当たり面に綺麗に配置して上げないと、
フレーム装着時の与圧程度で回転が渋くなります

同じような構造の、どのホイールも元々の精度は大して高くなく。
ベアリングの誤差や、消耗でも変化してきます。

それに対して 0.1mm のシムを特注で用意して調整するのですが。
綺麗に配置0.1mm 単位と言うことになります。

カップ&コーンのハブほど自由度が高くありません。

「新品の時のみ好調」と言う専門家もいます。
高いホイールはちゃんとメンテして性能が出てくると思います。

タイヤ交換を終え、無事「杜の都」に旅立ちました!

お疲れさまでした。
読んでいただきありがとうございます。 


BBの定期メンテナンス リスクは取りたくないです

2022-06-12 | 点検、オーバーホール
定期点検でお預かりしたバイク。
コロナで不動期間があり3年振りの入庫です


日々、湿気や汗、砂や車のブレーキダストにさらされているバイクですが。
これらによって始まってしまった内部の電蝕は、使用中も進行しています。


よくあるのが、固いBBを外すと焦げ臭く煙が舞い上がります。

こちらのバイクはそこまで固くなかったのですが、汗の塩分が乾燥して堆積していました。

上の画像はかなり念入りに拭き取った状態です。
ここまでは無料で、請求を増やすのは嫌なので試しにBBを装着しようとしました。

が!! 硬くて不安がよぎります

無理して入れると外すのが困難になりフレームが使用不能になる事があります。
何も無く平常運航が素敵だし、今回は任されているバイクなので修復作業を行います。


納車時も同じツールで修正しているバイクですが、今回もこのくらいは削れます。

結果


この状態でBBを組み込むと、手でクルクル入りました。

ねじ込みBBは、手で入るのが基本です。
ツールで組み込むなんて言語道断で、今回は手で硬かったところでやめました。
バイクメーカー、パーツメーカー共に、タップ修正は毎回必須項目になっています。

たかい!
と、言われるのは嫌ですからw 遠慮したい作業なのですが。。。
トラブルは全てのお客様で起きてはいけなく、

0.01%ではなく 0%

0.01%でも百件に1件トラブりますが、「自分の時でも 0.01% なら許す!」って方はいないと思っています。
「補償してくれるなら仕方ない」で、十分優しい方だと思います。

判断が大切で難しいなと改めて思いました。
タップ修正は遠慮なく、むしろ完成車で行っていないバイクは行って下さい。

お疲れさまでした。
読んでいただきありがとうございます。 

Plasma 6 #2

2022-06-11 | カスタム
今日はいよいよクリニックです。

実車にまたがってペダリングをして頂きながら、ルーティンにそって創り上げていきます。

見た映像をどう分析するかの感覚的な作業です。

医療も料理もコーチングも、全て評価を受ける作業はデジタルは活用されていません。大切なことです。


日本人の身体のパーツ割合だとこうなります。
ロジックな現象です。


DHは、上向きを試して見る事に。
これは、試してみるしかありません。

ただ、日によって変化するし、条件下で良い事が悪い事に変わります。
むやみに変化させず、プレイヤーのニーズを絞り込む為にサポートが必要です。

プレイヤーは試さないと納得はできないので、時間をあらかじめ切って進めていきます。
時間の切り方にも説明できるロジックは必要です。


今回ビックリしたのはこの煙突の溝!

この細かい溝の分だけ上下が行えます。
始めは3つずつ、次に2つずつの移動でテストを行いました。
正直1つずつに根拠は無いと思っていましたが、あいだが欲しくて 最後に1つずつをテスト。

そうすると、セッター側にも変化が見てとれ、プレイヤー側も感覚の良し悪しが判断できました

ん~~~ mm 恐るべし。必要な細かさと知りましたw

DHバーも傾きは無限、DHパッドの固定位置も無限に感じるほど穴が開いています。
空間を想像する感覚が無いと迷うだけのパーツです。

今回の感想はセッティングの幅がとても広く、簡単に調整が行えるバイクだとおもいました。




ここからは切りまくりです。
このガイドがまた登場、こっちが本職ですw

合計5本、緊張の切断を終えて形になりました。


でも、先はまだ長い!
ケーブルルーティングを決めながら、ケーブル長と組み合わせを決めて発注です。

なので、しばらくお休みです。

お疲れさまでした。
読んでいただきありがとうございます。 

SCOTT PLASMA6 組立開始

2022-06-05 | カスタム
お客様から御注文頂いていた 

SCOTT PLASMA6

部品待ちで組み立てを延期していましたが。
事情があり、仮の部品を使用して組立始動する事になりました。

珍しいバイクですので、経過をUPしていきたいと思いました。


まずは、メーカより入荷して仮組と検品を終えた状態から。

仮組の為の仮組を行います。


まず、専門的な経験を使う始めの工程がサドルの仮位置。
以前のバイクを用いて「ほぼ当たり」、10mm 範囲内程度の位置を目指して調整していきます。


ポストは70mm カットと診断。


見にくいですが、内部形状も確認してケーブルルーティング等
多角的にイメージして判断します。


なんと!ロゴ入りのカッコイイガイドが付属していますw


もう一度、ケージを使って確認しながら。
もちろん、ケミカルトルクレンチを用いて仮組していきます。


部品を外して確認しながら仮組を行います。
これを怠ると後で大変な事になるので、急がば回れ!



とりあえずクリニックの準備が終わりました。

組み上げ時にチェーンが無い方が良いので今回は無しでトライ。
経験値にもよりますが、無理そうなら無理せずチェーンを掛けます。

仮の部品だらけです・・・

でもカッコイイ!


お疲れさまでした。
読んでいただきありがとうございます。