今回は、FOX TRANSFER Factory シリーズの交換依頼です。
カシマコートを施された機能も作動も最高峰の如意棒wです。

まずは、既存のポストを外すのですが。。
今回のバイクは、メリダのフルカーボンMTBです。
O/Hをお受けして既に構造は理解しているのですが、メリダは毎度感心して声を発してしまうのです。
下の画像は、ホーストンネルなのですが。
トンネルの出入り口まで「いちいち小細工が凄いんです!」

このトンネルのおかげで作業がスムーズに進みます。
内部の精巧さが見えますが、カーボンの製作技術が高いからなせる技です。

そして、このキャップまで優秀で、
作業がしやすくホースラインを完璧に実現してくれます。
もちろん入り口も。。。

ホースを挟み込み。

内側に回り込ませて、見た目もスタイリッシュに固定されます。
ホースを維持も出来るパーツで、こんな所まで拘り効率的につくられ、他には無い作りを見せつけてくれます。
よく、思うのですが ドイツ人気質です。

乗用車のメンテナンスもする私は。
ドイツ車の メルセデスベンツやBMWは、日本車、アメリカ車、イギリス車、イタ車、フランス車と工業的作り込みが全く違うと感じています。
一方、他ヨーロッパ車には感性の個性があり、それを楽しむことができると思います。
ラテン系スポーツ車の、感性・スポーツ感追及の作り込みも感動ものです。
ここまで拘るから、まとまって使用した時にあのしっかり感が出るんだな。
古くから違いを出しています。
そして、メリダにも最先端工業都市「シュツットガルト」のプライドを感じます。
はなしはもどって(-_-;)
取り付けを行って行きます。

最近のMTBはコクピットにスイッチが増えていて、ケーブルだらけ。
「塵も積もれば山となる」 なので、今回は敢えてソフトフレックスなケーブルで組み上げます。
当店人気のメニューです!

細かい基本作業はルーティンに刷り込まれていますので、今回気を付けるのは ケーブルの長さ。
ハンドリング、メンテナンス性以外にも、MTBは転倒しますので転倒時のセーフティーまで想定して、
何回もテストしながらケーブルストロークを決めていきます。
もちろん、美しさも大切です!

最後に、締め付けトルクチェックを行い、動作確認をして完成です。
お疲れさまでした。
読んでいただきありがとうございます。
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