piano class emi.i.

いいピアノを弾きたい

3声を3つの手で、&音のしりとり

2011年05月08日 | 音楽教室
今日 バッハのシンフォニアB-durのレッスンのとき 私が高声部と中声部を弾き、Mちゃんが低声部を弾いてみた。
私は「2声の曲でしょ」、みたいな顔(笑)で弾いて 負けじと低声部が鳴っていると(単音だから 普段より簡単に丁寧に弾けるから) これぞシンフォニア。と思いました。ちょっと感動ものでした。(本人もきっとわたしほどではないが へーという顔でした)
独りで弾く時と全く違った響きが出ます。時間差で旋律が終わったり、あっと思ったら相手の主題が始まっていたり。バッハはこういう遊びを自分のこどもたちと演奏して対位法の教育をしていたんでしょうね。(弦楽器で)
曲の骨がくっきりとレントゲン写真のように浮かび上がってきます。
ひとりで弾くと(どんな巨匠が弾いても)どうしても当然どこかが後回し(3番目)になってしまうので、3つの声部を順番に(誰かに2声を弾いてもらって残りを)弾くという練習は(久しぶりでしたが)やっぱり いい練習です。

平均律の4声のフーガを練習している生徒さんともやりたかったけれど時間が足りなかった…。(手がからまるので2台のピアノで弾く。)
ロマン派の旋律と伴奏でできている曲もふたりで分けて弾くと違う音が聞こえてきて 楽しいですよね。


Hちゃんとは ピアノでしりとりもしました。三つの音から4つ、5つとふやしていって、相手が弾き終わった音から始めるだけ。ドレミ→ミファソ→ソラソ、という感じに。だんだんとリズムが出てきて 5つの音で♬ドレミレド、♬ドシラシド、とテンポが早くなっていったときは ふたりで会話をしているようになりました。

「遊ぼ?」というと
「遊ぼ 」と答えるでおなじみの 優しく訊けば優しく答えるシリーズか?
早く弾けば 早く返ってくるんだな、と…。モーツアルトのG-durのピアノソナタも思い出す。
「ミーヨちゃん」
「なーに」


明日から2ヶ月ぶりの月、水クラスが始まります。
2ヶ月というと 子供たちはすっかり大きくなっているんだよね。
たのしみです!



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