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『「好きな仕事」で成功する極意!』

2006年11月15日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413036123

本日の一冊は、六本木ヒルズに住み、2億円のフェラーリや競走馬
を所有、コテコテの成金イメージで知られる関口房朗さんが、若手
ビジネスパーソンに向けて成功するための心構えを説いた一冊。

派手な風貌とは裏腹に、かつてエンジニアであったという著者が、
主に若手エンジニアを対象に、モノづくりの精神や成長するための
考え方、マネジメントで成功するための考え方を説いています。

表紙を見る限り、じつに下品な本ですが、内容は極めて硬派で、今
どきの安易な成功法則本に一石を投じる内容。

これまで「自分サイズの成功があればいい」と思っていた人も、き
っと奮い立たせられる、じつに熱い内容です。

今の考え方に「未来」と「社会」という2つの視点を加えること、
孤独に耐えられる強さを身につけること、自分自身の将来に対する
投資を惜しまないことなど、身の引き締まる言葉が満載です。

自分を向上させようと思う人は、ぜひ読んでみてください。

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■ 本日の赤ペンチェック
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自分らしく生きたい。力を身につけて金持ちになりたい。会社に縛
られずに自由に生きたい。どれも大いに結構。だが、その考え方に
は決定的に欠けている視点がふたつある。それは「未来」と「社会」
だ。「いま」と「自分」という軸でしか物事を発想できないのである

ひとつの会社の文化や論理にとらわれない視野の広さ。業種業界の
違う人たちとも円滑に意思の疎通がはかれるコミュニケーション能
力。そういった「ヒューマンスキル」の高い人間が、いわゆる”市
場価値の高い”人材なのである

カネ儲けのためにいい加減なものをいい加減につくっていると、社
会に害悪をまき散らすだけでなく、つくり手自身の精神を荒廃させていく

いま社会で何が起きているかということにも敏感であってはじめて、
社会に貢献できる”もの”がつくれるのだと私は思っている

人が財産の企業を乗っ取って、結局手に入ったのは器だけ……では
まったく意味がない。社員と語らい、彼らを支援し、彼らとの絆を
深めることを経営者は何より考えるべきなのだ

人間が成功するために必要なもの。私はそれは「動機」だと思っている

私は業種業態に限らず、経営者に本当に必要な資質は2つだと思っ
ている。それは「先を読む力」と「部下に頼りにされる力」である

経営者というのは孤独な生き物なのだ。だから、諸君も経営者を目
指すなら、孤独に耐えられる強さを身につけろ

経営者に限らず恥をかくことを恐れる人間は大成しない。本当の恥
というのは「他人にバカだと思われる」ことではなく「自分自身が
許せない」と思うことである

自分自身の将来に対する投資を惜しむ人間には、実りある未来はない

数字を示すことができた人間を「勝ち組」として羨望し、提示でき
なかった人間を「負け組」と蔑んだところで、どちらも結局は数字
の奴隷であるという意味で同根なのである

私たちはそろそろ覚醒しなければならない。私たち人間にとっての
最大の喜びとは自身の中に潜む創造性をあますことなく発揮するこ
とであり、他の人が持つ創造性と共鳴し合うことである

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『「好きな仕事」で成功する極意!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413036123
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■目次■

はじめに
第1章 すべての原点は「ものづくりスピリット」にある!
第2章 仕事で「成長」し、人生で「成功」する道
第3章 ビジネススキルより重要な「人間力」の磨き方
第4章 二極化時代を強かに生き抜く「新キャリア設計図」
第5章 「好きな仕事」で独立・起業を果たす心得
おわりに

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