永明寺の境内の枝垂れ梅が咲き始めました。枝垂れ梅の見頃は、三月末ごろまでです。
永明寺の境外仏堂には岩美町本庄の観音堂や岩美町河崎の弘法大師堂などがあり、江戸期から昭和期まで永明寺で修行していた弟子たちが住んで堂守をしていました。
それら境外仏堂のうち建物が老朽化していた河崎の弘法大師堂を今月解体することになり、本日、弘法大師の石像、岩美町荒金の行者山という修験道の霊場と関わりがある役小角の像、地蔵菩薩像などを永明寺に遷座しました。
岩美町の行者山は、かつて「国ヶ峰」とよばれ、因幡国における修験道の一大霊場でした。また、荒金鉱山は、文武天皇の698年に岩美町荒金で採掘された銅鉱が朝廷に献上されたとの記録があり、記録の上では日本最古の銅山です。