N試作場

ジャンルにとらわれず、新しい組み合わせ、おもしろいことを考えていきます。

今宵はミュージックビデオを

2012年03月31日 | 日記
本田直之さんの『ノマドライフ』を読んでいたら、
無性に片付けがしたくなり、少しだけ整理しました。

昔、行った展覧会のチラシがたくさん出てきましたが、
その中にこんなパンフレットが。

ミュージックビデオ/新しい感受性をのせて

 2002.12.22-2003.2.20
 東京都写真美術館 地下1階映像展示室


このぐらいの情報は、意外とネットに出てこないことが分かった。

以前、デザイナーの方のセミナーで聞いた

 ネットには、どんな情報でもあるように思いがちだが、
 スポッと抜けた情報がある。

 例えば、このくらいの年代の携帯の画像なんかは、
 ネットで探そうと思っても出てこないんですよね…


という話を思い出しました。


さて、当時は youtube などもなく、
混雑した会場で立ち見するしかなかったのですが、
今ではご家庭でゆっくり見ることができます。

いくつか適当にピックアップしてみました。


まず、特集はミッシェル・ゴンドリー!(音楽に詳しくなのでよく知らないけど)

The Chemical Brothers - Let Forever Be


Daft Punk - Around The World



邦楽もいいのがありますね。

cornelius/I HATE HATE


The beautiful original. Cornelius-Tone Twilight Zone


cornelius「Drop」


Takkyu Ishino - Polynasia【PV】



洋楽部門。

Kraftwerk - Musique Non Stop


Air - How Does It Make You Feel


R.E.M. - Imitation Of Life (Official Video)



今宵は勉強もしばし忘れ見入ってしまった。

パンフレットには約70曲のリストが掲載されていて、
全部観ると7時間くらいになるそう。

このリストも今や貴重かもしれません。


コレクションの整理

2012年03月27日 | 日記
一時期、チラシ、新聞広告、キャンペーンハガキなど、
紙のものを熱心に収集していた時期があった。

ファイルしきれないものだけで、段ボール何箱分にもなる。

しかし、EVERNOTE や PINTERESTを活用するようになってくると、
これだけ保存形態が変わってきているのだから、
さすがに捨てないとなあ、と思うようになってきた。

うちの奥さんは、こうした収集物については何も言わないのだが、
恐らく全く理解も共感もしていないと思われる。

思えば、付き合いはじめた頃、
自分の集めたファイルなんかを無邪気に一生懸命見せていたのだが、
いつもニコニコしておとなしく聞いていた。

それで、この人はいい人だなあと思ったのだが…

話が横道にそれてしまった。


収集物の整理の話でしたが、
そんな訳で休日に段ボール半箱分くらい捨てたのでした。

まずは、それほど未練なく捨てられるものから手を付けてみました。

スキャンなどデジタル化する手間をかける余力はないけど、
少しもったいない気もしたのでデジカメで撮ってみました。

以下、ちょっと紹介します。



これはデザインがいいなと思ったのだろう。



これは物の並べ方が参考になると思ったのだろう。



スクラップみたいに。今見てもいいですね。



塩爺…。



「アルバイトニュース」は一冊を残して処分。
こうした冊子は老後の楽しみにと思って、いくつかとってあります。
「こんなバイトがあったのか」「時給800円だって」…なんて読んでいたら楽しいと思って。



液晶テレビ37インチが47万8千円!
我が家は、つい最近まで古いテレビデオを使っていたのですが、
先週とうとうテレビを買いました。同じ37インチが5万円くらいでした。



ドコモダケのチラシだけでファイルを作ってありますが、これはいいや。



アイデアは悪くない、という感じ。



これもアイデアは面白い。



なかなかいいですね。



同じ新聞広告が2枚あったので並べてみました。



まあまあ。


こうした紙のコレクションは、また暇をみて整理します。

古いものを捨てると新しいものが入ってくる、
そんな感じがして整理後は気持ちがいい。

得をした気分

2012年03月25日 | 日記
マクドナルドの原田さんを動画で見た。

今まで本だけでしか知らなかった方だが、
やはり本人の肉声や表情などから得られる情報は大きい。

カンブリア宮殿 特別版 動画配信

動画を見ながら少しメモを取ったので紹介します。

 従業員満足については、クルーが大事。時給でひっぱるのではない。
 クルーの満足度低いと離職率が高くなり、人が足りなくなると、店長が自分でやる部分が増えてしまう。
 店長は、全体を見る監督なのだから自分が動いてはダメ。

 わが社ならではの働き甲斐をどうつくっていくか。

 それは“成長”であろう。

 マクドナルドのクルーの経験が、
 社会人になってもきちっと自分のいい経験として残る財産になるということ。


スターバックスのアルバイトになれるというのは一種のステイタスで、
就活でも、スタバで働いていたという経歴は有利に働く…といった記事を
どこかで目にした記憶がある。

それを思い出した。

それから、

 ・基本が強くないと新しいことはできない

 ・人材育成は、自分がやらなければいけないことと
  人にやらせなければいけないこととのバランスが難しい


というのも参考になる言葉だった。

明日からまた仕事は大変だが、
いい動画を見ることができて得をした気分。

ベゾズのスピーチ

2012年03月23日 | 日記
『イノベーションのDNA』をようやく読み終わりました。

本文はチェックだらけなので、また後で見直すとして、
今日は巻末の注に出ているサイトをチェックしました。

参考になりそうなweb上の文献は、ipadやエバーノートに落として
スキマ時間に読んでいきますが、

こういう作業をすると、思わぬ情報に出会うことがあります。

今回は、amazonのジェフ・ベゾズのスピーチでした。

ちょっとベゾズのイメージが変わった。

スピーチはTEDでもYoutubeでも見ることはできますが、
解説やスクリプト全文などを掲載しているブログがありました。

Amazon の創業者にしてCEO、ジェフベゾスが2010年5月30日にプリンストン大学の卒業式で行ったスピーチがめっちゃいいのだ(^O^)/


ちょっと古いですがTEDの別のスピーチも。

TED:Jeff Bezos on the next web innovation


時折、自分がもっと生まれるのが早かったらどうなっていたんだろう
と思うことがあります。

景気は右肩上がりで、企業では年功序列、終身雇用が安泰。

そんな時代に入社から定年までを迎える世代であったならば、
自分の特性を生かすことは難しいとあきらめていたかもしれません。

しかし、『イノベーションのDNA』を読むと、
時代やビジネスは自分の性に合った方向に進んでいるなと
思えてきます。

そして、「これから何かイノベーティブなことを始めよう」と
思うだけでエネルギーが湧いてくるのです。

勉強メモ:『人を魅了する』

2012年03月20日 | 日記
ガイ・カワサキの『 ENCHANTMENT 』の翻訳がやっと出ました。

『 人を魅了する 一流の職業人であるための技術 』(海と月社)。

読み終わって、すがすがしい気分になりました。

「人を魅了すれば世界が変わる」-- その通りだなと思いました。

“ENCHANTMENT”=「魅了する」という訳語が少しなじめませんでしたが、
「魔法をかける」だと意味が分かりにくいし、難しい言葉ですね。

さて、この本については、また書く機会があればと思いますが、
取り急ぎ、本書で紹介されているサイトや動画をピックアップしておきます。

後で自分が勉強するときに便利ということもありますが、
どなたかのお役に立てれば、それも幸いです。


■本書で紹介されていたTEDの講演。
TED ハンス・ロスリング 最高の統計を披露


■「発散的思考」という言葉が出てきたので調べてみる。参考になったサイト。
OUTLOGIC 発見のプロセス:発散的思考と収束的思考


■著者曰く「これまででもっとも魅力的だった私の講演」
Guy Kawasaki "The Art of the Start" @ TiECon 2006



関連動画で出てきたこれも面白そうだ。
12 Lessons Steve Jobs Taught Guy Kawasaki



■StumbleUpon(スタンブルアポン)
これはいい。自分が思いも寄らないウェブサイトや情報に出会うことができる。
とりあえず登録しておいた。


■Smartbrief(スマートブリーフ)
テーマごとに情報を選りすぐってあるサイト。
「リーダーシップ」とか「ソーシャルメディア」といったビジネス関連もある。
面白そうな記事を見つけたら“ Read it later ”で保存しておけば
オフラインでも ipad2 で読める。


■Alltop
ニュースをトピックごとにまとめてある。
ちょっと今の自分の英語力では使いこなせないかも。


それから動画について語っているパートで、
「動画は短く、楽しく、いきなり本題に」という言葉にハッとしました。

これはブログにも言えることですね。

ゴミ捨て有料

2012年03月17日 | 日記
前々から考えていたことではあったが、
金曜の夜、思い切ってビデオテープを捨てた。

徐々に捨ててはいたものの、
「後で1回見てから」と未練があって残していたものも
あらかた処分できた。

大げさだが、

「VHSビデオをいつか見る人生」から「見ない人生」に
切り替えたのだ、と思うことにした。

昨年あたりから、カセットテープもMDもかなり処分した。

聴かないくせに意外と難関なのが音楽CD。

かといってデバイスにコピーするのも時間と手間がもったいない。

なるべく早く「CDを聴かない人生」にマインドを切り替えるしかない。

   

しかし、全国の家庭には、大量のVHSビデオテープがあるはずだ。

メディアが切り替わり、ビデオが完全に無用の長物になったとき、
みんなが捨てだしたら処分しきれない量になってしまうだろう。

大量生産、大量消費のツケが、メディアの進化とあいまって
いつか顕在化する。

テープ類など、性質上、半分ゴミになっているようなものも、
今は各家庭が保管庫になって眠らせてあるようなものだ。

みんなが「そろそろビデオテープを処分しよう」と思った頃には、
普通ゴミの有料化が始まるんじゃないか、と心配している。

実際、「ごみ有料化」で検索すると結構出てくる。

でも、どうやって料金を徴収するかは難しい問題だ。

ゴミの日に、受け付ける人がいて、
「シールが貼ってないものはダメです」となるかもしれない。

ただ、そうなると夜中に変なところに捨てる人も続出する。

一番ラクなのは、税金で一律に徴収する方法だと思う。

さて、そんなことに思いをめぐらせていて、
ふと気づいたのだが、

何十年後かには、ビデオやカセットテープと同様に、
本を捨てるのにもお金がかかる時代がくるかもしれない。

本のそのものの価値や利点が無効になることは考えられないので、
紙の本を買ったり、読んだりすることは多少はあることだろう。

ただ、電子版がメインになり、
今まで溜め込んできた本を整理しようと思った段には
捨てるのに費用がかかるようになっている、
という事態になっても不思議はない。

自分はどうしても残しておきたい本は多くなりそうだけど、
「紙の本を残さない人生」「紙の本を読まない人生」に
マインドを切り替えていったほうがいいのであろう。







本を手放す

2012年03月12日 | 日記
毎度のことだが、本を捨てるのは、なかなか難しい。

手放す本として、真っ先にターゲットとなるのはビジネス書だ。

本日、お別れした本は『39歳までに組織のリーダーになる』。

恥ずかしいが、あえて発表してみる。

“ピーターの法則”を心がけている現在とは真逆の方向性だ。

さて、本を処分する前には、ページの端を折ったところをざっと読む。

5、6年前に読んだのだが、どのページも全く感銘を受けない。

どうしてこんなところを折っているのだろうと不思議に思ったが、
「それも自分が成長した証でしょ」と奥さんに言われ納得した。

自分で既に消化している考えだから、新鮮さがないのだなと気付いた。

本が悪いということではなく、自分がマークした部分が
今の自分にとってピンとこない、ということです。

もう一冊は『クリティカル・ワーカーの仕事力』。

この本も6年くらい前に読んだが、当時、かなり感銘を受けた記憶がある。

本書では「ワークスアプリケーションズ」という会社を取り上げているが、
今も健在のようで、CEOの牧野さんのブログがあったのでチェックしておく。

「問題解決」こそ仕事

この本で「人間のかかりやすいバイアス」というところが参考になりそうなので
メモで残しておく。

 経験:問題の見方が自分自身の経歴や経験の影響を受ける

 他責:成功は自分自身の力であり、失敗は運が悪いか他人の間違いのために
    起こると自分以外のせいにする。

 固執:自分の考え(仮説)に固執して、その考えに反するものを無視する

 保守:新たな情報や証拠を見つけても考えを変えることができない

 錯覚:因果関係のない2つの変数の間に、因果関係があると考えたり、
    明らかにパターン性があると信じ込んだりする

 楽観:将来こうなってほしいという希望を予測に反映させる

 短絡:すぐに思い出せる特定のことに依存し、その他の関連情報を排除する

 OLD:初期情報が予測を立てるプロセスで重視され、予測に最も影響を与える

 NEW:最も新しいものが優先され、それ以前のものは軽視、または無視する




いい機会なので「バイアス」について調べてみたら、いろいろあることが分かった。

詳しく紹介しているブログのエントリーも見つけた。

モジログ:さまざまな認知バイアス

その他、本書のページを折っていた部分から2箇所だけメモ。

リーダーシップについて。
 相手のタイプを見て、状況をしっかり把握して、
 どのようにすれば相手のモチベーションを高められたかを考えるということを
 繰り返して、自分のやり方を身につけていったのです。


ブレークスルー発想について。
 よく製品開発などで、「顧客の声を聞く」という言い方をしますが、
 実はこれもちょっと違う気がしています。

 先に顧客の声を聞いてしまったら、メーカーは顧客のニーズを先回りしていることにならない。

 本当のブレークスルーを実現するためには、顧客も認識していなかったニーズを、
 メーカー主導で、「こういうものが欲しかったんでしょ」と提示する必要がある。

 顧客の声を聞き、製品にフィードバックするのは、その後の作業です。




この『クリティカル・ワーカーの仕事力』については、
ざっとのつもりが、ipadで遊ぶ幼児の傍らで30分近く読んでしまった。

さてさて、本日の本の処分、悩みつつも、そのほかに数冊を選び出す。

どの本も見返してみると「お世話になりました」という
感謝の気持ちが湧いてくる。


ルールが変わっているのかも

2012年03月11日 | ビジネス試論
ジムでヨガのレッスンを受け、サウナに入っているとき、
突然、ある考えが頭に浮かんできた。

それは、前回、紹介したセス・ゴーディンの本に書いてあったことなのですが、
いつの間にか「してはいけないこと」が「やってもいいこと」に
変わっていることがあるという話。

引用すると、

多くの企業では、たくさんの「してはいけないことリスト」がある。

しかし、

いったん何か革新的なことが起こって状況が変わり、そのリストの項目が
とても少なくなったとしても、それに気づくまでには、結構長い時間がかかる。


ということ。

そして、例として、ブログやツイッターが登場する以前には、
「簡単に自分の思ったことを世界に発信できる手段などなかったはず」と続く。

つまり、それまで、自分の情報発信は「してはいけないこと」の一つだったのだ。

リストが書き換えられ、状況が変わったことに気がついていない人は多いのだ。


そういう視点を与えられ、思い浮かぶ人がいました。

その方は、実名のブログで、自分の仕事や企業について、
良いことも悪いことも思うところを躊躇なく公開している。

企業の中では、その独特の立場と突出した実績から、
誰も抑えつけることができない存在。

ブログからは、仕事に対する愛情が、ひしひしと伝わってくる。
時には、その企業のふがいなさへの怒りまで。


なかなかできることではないな、と思っていましたが、

「してはいけないこと」「できないこと」と
皆が思っているだけなのではないか、

実は、水面下でもうルールは変わっているのではないか、
と興奮を覚えました。

つまり、自分の仕事や会社について、
事実や自分の考えを自由に書いてネット上で発表するのが
普通になる時代がくるかもしれないということです。

とはいえ、ルールは変わっていても、一般に認知され、
それが普通にできるようになるのは、まだまだ先の話です。

また、誹謗中傷や第三者に不利益を生じさせるようなことは、
もちろん社会的に許されません。

会社や上司、同僚の愚痴や不満を吐き出す、ということとも違います。
もっとフェアで前向きなものです。

イメージしにくいかもしれませんね。

仮に、今後、企業人としての情報発信に関して、
上記のような変化が表出してくるとしたら…

企業と従業員の関係のあり方も、今までと変わってくるかと思います。

企業としては、長年培ってきた従来の管理手法では対応しきれないので、
社員のコントロール方法を変えなければならない。

コントロール方法というよりも、付き合い方といったほうがいいでしょう。

では、どう変えるのか?

答えは「社員といい関係を築けるように従業員満足を高めること」
としておきます。


  

2012年03月10日 | 日記
明日で震災から一年。

今日も家族が一日無事に過ごせましたことを感謝いたします。

亡くなった方、行方不明の方、どうか安楽にお過ごしください。

被災された方、家族を失った方、皆様の人生に幸いがありますように。