『BURUTUS』(2009年6月15日号)
マガジンハウス
面白そう!と思ったのが7月も半ば。
気づいたのが遅かったのですが、通販で買えました。
これは給水塔だけを撮影して並べたもの。タイポロジー。
その写真について語る写真家ヒラ・ベッヒャーさんの言葉。
「彫刻的なフォルムを持つ被写体は、モノクロの方が主張が明快になります。
もしそれがレモンやタマネギだったら、カラーで撮ったでしょう」
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浅田政志さん
今回の表紙にもなっている写真集『浅田家』。
家族4人で様々なシチュエーションをセルフタイマーで撮影。
新たに兄嫁も加わった新作も掲載されています。
お母さんがいい味だしてます。
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中野正貴さん
繁華街で人が消えた瞬間に撮った写真集『TOKYO NOBODY』。
ホームページの「GALLERY」から写真集表紙をクリックすると
一部閲覧できます。
http://www.artunlimited.co.jp/nakano/index.html
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山田なおこさん
全国のスナックのママを10年間撮り続けた写真集『スナック』。
「私がのんびりした性格なこともあるんですが、この年数やったから
わかったことは確実にあります。形にすることばかりを急がず、
テーマを愛して、10年やってみるのもいいと思います」
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エヴァンゲリオンの庵野秀明さん
「大学生の頃から資料のための写真を撮り始めました。
都市機能の裏側に焦点を当てるような写真が多いかもしれないですね。
そこにシステムというか、機能美を感じるんです…」
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松原卓二さん
動物のクチ(口吻)を撮影。「ω」(オメガ)と命名。
「…1枚の写真の強さより、並べて見せることによって、被写体の魅力を
引き出すことで作品になるのです」
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田附 勝さん
「デコトラと、それを取り巻く人々を約10年間にわたり
ライフワークとして追い続け…」と紹介されています。
こうしてみると美しいものですね。
でも、撮影許可を取るのは相当なご苦労があったそうです。
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以上は、ほんの一部。
写真には、本当に多様なアプローチがあるなあ、と実感するとともに、
たいていの手法は先人が行っているのだから、写真史もしっかりと
学びたいなあ、との思いを強くしました。
ともあれ、久しぶりに雑誌1冊を丁寧に味わったのです。
あっ、それから巻末近くにあった、
佐藤雅彦先生とホンマタカシさんのミニ対談もよかったです。