N試作場

ジャンルにとらわれず、新しい組み合わせ、おもしろいことを考えていきます。

絵物語4 : 彼女の写真

2011年02月26日 | 絵物語
それは15年前のことだが…


当事つきあいを始めた彼女が
アルバムを見せてくれた。



「家族で撮った写真なの」
「へー。弟がいるんだね」



「遊園地のジェットコースター、こわかったわぁ」
「…」



「これは大学時代のサークルの仲間」
(な、なんかいつも横見てるやん…)



「海外旅行はサイパンに行ったの」
(一人のときまで横見てるやん!)



「これは就活のときの余り」
(えっ、これも。よく就職できたやん!!)



(見終わった。)



(全部 横見てるやん!)



「こんどツーショットとろうね~」



(なんかこわい…)


 (了)

自称電波系青年の話を聞いてきた。

2011年02月19日 | ビジネス試論
久々に面白い人に触れた。

猪子寿之さん。

実は全く予備知識のないままトークイベントに参加。

会社のサイト
チームラボ株式会社

こんなお仕事も

百年海図巻 100 Years Sea


正確な筆記ではないのですが、こんなことを言っておられた。

人間のクリエイティビティは一人ひとりは、そんなに変わらない。
キャップをしちゃうんですね。これ言ったらマズイだろうとか…。


ブレストで、裸で踊るというアイデアを出して、それじゃダメだよという話になっても、
そこから別の方向に進んで、別の結果が生まれることもある。
でも、最初から、裸で踊るというアイデアを出したらまずいだろうと思って出さないと…

(表現は一部穏当なものに改変しています)

領土問題でも、あそこには資源が埋まってるんでしょ?
でも、それをどう守るかとかじゃなくて、
全く別の、そのことを気にしなくていい方法を考えるというか、
そっちの方向に全エネルギーを注ぐ。
例えば、もんじゅ。あれだけに集中して、もんじゅをいっぱい造っちゃうとか、
ソーラーパネルのすごいの作っちゃうとか、
そうすると、領土とか石油とか関係なくなちゃうでしょ。


自分よりいっこでも上の人の話は100%否定したほうがいいよ。
年齢で差別したほうがいい。



 *  *  *  *  *


こうして無理に文字にしても、
会場に行かないとあの感じは分からないだろうなあ。

昨日は、いい意味でフリーダムなトークでしたが、

きちんとしたプレゼンもされているみたいですね。
時間のあるときに見よう。

1/4 猪子寿之 デザイン特講 l DESIGN CHANNEL



自分のことを言うと、

なるべくキャップをはめずに生きてきたほうだと思っていたが、
日本的で古い体質の会社に片足を置いているので、

猪子さんみたいな人に触れると、
こういう知的興奮からは、ずいぶん離れたところで仕事をしているなと
思いながらの帰り道だった。

気が付かないうちに、
随分さびついてきている部分があるなと自覚しました。

でも、ネットの時代は、会社員としてのルールにも適応していきながら、
キャップをはずして生きていくことができやすいと思います。

変に悟らず(それも自分を規定するキャップになるので)、
まだまだ面白いことができるぞ、待っているぞと、
未来に希望と楽しみを持ちながら生きていきたい。




絵物語3 : ものまね

2011年02月18日 | 絵物語

会社の飲み会で、ものまねの話題になり、



みんなが社内の人のものまねをしはじめた。



いつも目立たない真面目なあの人。
(流通部門で倉庫担当をして5年)



「あのー、倉庫の方々のまねをさせていただきます」

「おう、やれやれ~」「待ってました!」




「はい、田嶋ですぅ。いつもお世話になっておりますぅ」



( 田嶋さん? し、知らない )



「ハイッ!細貝です。いーーつも、お世話になっておりまーす」



( おもしろさが全く分からない )



「はい、はい、ども~。円山ですけれども~。はい、お世話さま~」



( …。 )



冬の日のものまねは、終わる気配を見せず。

 (了)

絵物語2 : メガネ

2011年02月17日 | 絵物語
[ あるデパ地下の寿司店]


お寿司に異物が入っていたぞ!



あっ、申し訳ございません。な、なにが入っていましたか?



メガネだ!



メ、メガネ?


え~と、メガネと申しますと、あの~、いわゆるメガネでございましょうか?

そうだメガネだ!

恐れ入りますが、そのメガネはどんなメガネで…



オレのメガネだ!



と申しますと?



オ レ の メ ガ ネ だ ! 何回も言わすな!



お寿司の中にオレのメガネが入っていたんだ~~
異物混入だ~~



お引取りくださいませ。

 (了)



「みんなのかお」に挑戦!

2011年02月16日 | 挑戦!シリーズ
2月15日の記事で触れた『みんなのかお』。
動物の顔を並べた絵本でした。

 

その絵本をヒントに人間の顔を並べてみようと思いつき、
何とか作ってみました。

早速、いってみましょう。


 *  *  *  *  *


おじさん

“おじさん”と、ひと括りに言うなかれ。



おばあさん

みんな違ってみんないい。



ヤンキー

僕らはみんな生きている。



 *  *  *  *  *


そのほか考えたのは、
「赤ちゃん」、「外国人」、「ピエロ」、「マイケル」。



でも、時間切れのため、このへんにしておきます。

みんなのかお

2011年02月15日 | 挑戦!シリーズ


『みんなのかお』(福音館書店)

この本が好きで、昔、いろいろな人にプレゼントしたり紹介したりしたことがあります。

思い出して、ひっぱり出して、うちの乳児に見せたら反応がよかった。



このようにいろいろな顔が並べてある訳です。

「キリン」とひとくくりには言ってしまいがちだけど、
こうして並べてみると、ずいぶん顔が違うことに気づかされる。



特にゴリラのページが好きです。知性を感じる。



すごい顔のラクダがいます。


このコンセプト、顔以外のものでもできるかな、と思ったら、
うちの蔵書にそんな絵本がありました。


『みんな おなじ でも みんな ちがう』(かがくのとも傑作集/福音館)



う~ん、やっぱり、顔だからこそ面白いのかもしれない。
顔の力ってあるのだなと思いました。

そこで、思いついたのが、
「おじさん」とか「おばあさん」とか「ヤンキー」とか、
人の顔を並べてみたらどうなるか、というアイデア。

ただ今、製作中。(ごく簡素なものですが)
出来次第、公開します。