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ここではないどこかへ -Anywhere But Here-

音楽・本・映画・サッカーなど興味の趣くままに書いていきます。

トリノ・オリンピックの開会式を見る

2006-02-11 08:39:50 | スポーツ
晴れ。

オリンピックの開会式をテレビで見る。
日本時間の朝4時から始まるということでオンタイムで見ることはあきらめていたのだけど、
どういうわけか4時ぴったりに目が覚めてしまい、最初から見ることができた。途中眠ってしまったけど。

歴史のある街だけあって、中世とアルプスを主題に据えた演出は華やか。アテネのシンプルで力強い開会式も好感が持てたが、センスの国イタリアらしい演出だった。
ただ、フェラーリのF1がイタリアの誇る技術にしても会場でF1をドリフトさせる意図はちょっと分からない。なんでもありで過剰な気がした。

スポーツの祭典が平和の象徴であるにしても、昨今の国際情勢をうけたような政治的な匂いを感じる「イマジン」も、個人的には、食傷気味の感がある。
オリンピックを使ってここぞとばかりに平和を唱えうるのはもうやめにしないか。
入場してくる選手たちのあの笑顔を見るだけで、それは伝わるはずだから。
第一なぜトリノにオノヨーコなのか?ピーター・ガブリエルは歌がとにかく下手だし。

ソフィア・ローレンがオリンピック旗を持っていたり、パヴァロッティが出てきたり、イタリアの有名人も結構出ていたが、入場行進時の大半はアメリカの7、80年代ヒット曲。
分かりやすさを狙った演出でそれなりに盛り上がるのだろうけど・・・・。

選手団のユニフォームは夏よりも冬の方がファッショナブルだけど、もっとも粋だったのは、フランスかな。あとカナダとブラジルもよかった。
日本はブルゾンみたいな感じで相変わらず野暮ったいし、見るべきものがないなあ。
ホスト国イタリアはさすがにファッションの国だけあって、渋くスマートなシルバーのジャケットで決めてきた。

度肝を抜く聖火の点火があって、いよいよ冬の祭典が始まる。


いよいよトリノ五輪

2006-02-06 23:06:01 | スポーツ
今週末からトリノオリンピックが始まる。日本選手も続々と現地入りし、さすがに気分も高まってきた。
雑誌「Number」も今号ではトリノの特集を組んでいる。

今回のオリンピックにおける日本選手の主役は紛れもなく女性である。
「Number」も女性選手を中心とした特集を組んでいる。

フィギアの3人安藤美姫、村主章枝、荒川静香。
スピードスケートの岡崎朋美、吉井小百合。
モーグルの上村愛子、里谷多英。
スノーボードの今井メロ。

いまひとつ精細を欠くジャンプ陣や男子のスピードスケート陣なんかを見ていると、どうしても女の戦いに期待をしてしまう。

中でもこのオリンピックが自身の競技生活の集大成になるであろう岡崎朋美のアスリートとしてのありようを興味深く読んだ。
「折れない心」。とりわけスポーツにおいては、容易に挫滅しない精神性というのが選手生命を大きく左右するような気がする。
弾力性としなやかな繊維を持つ竹は大きくしなるが、それゆえに容易には折れない。
たとえば岡崎にはそんな弾力性のある精神性が備わっているのではないか。

大きな怪我を乗り越え、何度も挫折を味わいながらも、オプティミスティックにあるがままを受け入れてきた彼女が、
四度目のオリンピックとどうやって対峙するのか、本当に楽しみである。
このオリンピックでももっとも楽しみな選手の一人である。

トリノ・オリンピック

2006-01-16 21:47:32 | スポーツ
曇り。

トリノ・オリンピックの日本代表選手がようやく決定したそうである。
2月10日の開会式まで1ヶ月を切ったが、この盛り上がりの無さはどうしたことだろう。
ワールドカップは半年以上も前から対戦相手がどうなるのか、日本は予選リーグを勝ち抜けるのか、と盛り上がっているというのに。
トリノ五輪がいつから始まるかを知っている人も少ないのではないかと思う。
マスコミの扱いも女子フィギアを除いてはおおむね低調だし、冬のオリンピックは競技の認知度も含めてこんなものだったろうか。
沢木耕太郎氏も語っていたが、冬の競技はとりわけ採点競技が多く、それもあってかサーカス化している現象があって、
どうにも分かりにくくなっているという側面も否定できない。
フィギア・スケートもそうだし、フリースタイル・スキーやショート・トラックのようなアクロバットな競技はわれわれ素人から見ると大変分かりにくくなっている。

それから代表選手が決まるのが遅いような気がする。
大会まで1ヶ月しかないのにこんな時期に決まって、選手の強化が図れるのだろうかと思ったりする。

そんな中で注目したいのは、スピードスケートの岡崎朋美とジャンプの原田雅彦の両ベテラン選手。
彼らの終わりの始まりをしっかりと目に焼き付けたいとは思っている。

箱根駅伝復路

2006-01-03 23:17:39 | スポーツ
曇り。
箱根駅伝の復路は予想外の展開になってしまった。
順天堂はキャプテンが脱水症状を起こして大ブレーキ。駒大もアンカーが力を発揮できない中、伏兵亜細亜大学がするすると駆け抜けて総合優勝をさらってしまった。
しかも復路の優勝はなんと法政大学。総合優勝校が往路でも復路でも優勝できないという、まさに戦国大会だった。
襷をつなぐ駅伝は個人競技としての側面を保ちながらチームの一員としても機能しなければいけないという面を併せ持っている。
一人でも襷をリレーできなければ失格という、その残酷さが駅伝がマラソン以上に人々をひきつけている理由ではないだろうか。

箱根駅伝往路

2006-01-02 22:58:35 | スポーツ
昨日に続いて曇り。
テレビで箱根駅伝の往路を見る。去年の今日は父を連れて箱根まで見に行ったんだったっけ。
横浜駅前で見てから箱根まで電車で移動したのだけど、思いのほか選手が速かったのだった。
今年の箱根はいつになく面白い展開だと思う。
一区でいきなり日体大が飛び出してから何となくそんな予感はあったが、出入りの激しい展開となった。
山梨学院のケニア選手による12人ごぼう抜きや箱根越えでのデッドヒートも目が離せなかったし、中央学院のような新興校が区間賞を取ったのも興味深い。
いずれにせよずば抜けたチームがいないことがこれだけの混戦を招いているのだが、見ているほうにしてみれば面白い。