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ここではないどこかへ -Anywhere But Here-

音楽・本・映画・サッカーなど興味の趣くままに書いていきます。

Love Andy/Andy Williams

2006-04-03 21:56:14 | 音楽
晴れ。

いささか旧聞に属してしまう話だが、先日渋谷のハイファイ・レコードさんにオーダーしたレコードが入荷したので取りに行った。
渋谷のハイファイ・レコードと言えば、かつてはファイア・ストリートの山手線沿いの古い雑居ビルの2階にあって、
電車が通るとがたがた揺れるような店内に所狭しとレコードが詰まっていた。
私は80年代の後半頃から一お客として時々通っていたが、
大江田信さんが店長になられてから縁あっていろいろとお話するようになった。
なかなかお店に行く時間がなくてオーダーしたレコードが入荷したときだけ出かけるような、あまり筋の良い客ではないが、
今や東京でも少なくなった音楽に対する愛情に溢れた中古レコード屋さんだけに、私にとっても貴重なお店である。

定期的にアメリカで買い付けられたレコードには一枚一枚コメントが付けられ、
更には試聴用音声ファイルが付いたネット通販までやられている。
実はこの通販サイトを作られるにあたって私が主宰しているサイトのホスティング・サービスを紹介して差し上げたのだった。
このサイトの更新にかかるであろう労力が並大抵ではないことがよく分かるだけに、
ポピュラー・ミュージックを文化として捉え、丁寧に扱ってこられたことにとりわけ敬意を表したくなる。

私は実は数年前から、アレンジャーのNick DeCaro作品をこつこつと収集しているのだが、
そのほとんどはハイファイさんにお世話になったと言っても過言ではない。
本来自分の足で探すのがレコード・ハンティングの醍醐味なのだが、
若いときのように一日で5件も6件もレコード屋を歩き回って探し出すといような時間も気力も体力もない今となっては、
ハイファイさんのサーチシステムはこの上もなく重宝である。
しかも、そろそろかなあ、と思っていると入荷の連絡が入ってくる。非常にうれしい。

で、今回入荷したのがAndy Williamsの『Love Andy』とDan Hicksの『Striking It Rich』の2枚である。
いずれもNick DeCaroが関わっているが、今日はAndy Williams。
Nick DeCaroがプロデュースとアレンジを担当した一枚で1967年発表のアルバム。
彼のアレンジメントの最大の特徴は「歌に寄り添う」というところではないかと思う。
歌の邪魔にならない、しかしながら歌を際立たせて深い余韻を残すようなアレンジメント。
常に歌に対してどのように作用するかがさりげなく考慮されているのが彼のアレンジの真骨頂なのである。
そういった意味ではこのアルバムはまさにNick DeCaroらしさが出た一枚だと思う。
特にAndy Williamsだけに、そのタレントの資質を損なわないように配慮されている。
こういうレコードは今の日本ではほとんど評価されることがない。惜しいなあ。

Castle In The Air/Felix Cavaliere

2006-03-10 23:59:23 | 音楽
雨。

CDで旧作が再発されて、それが「完全生産限定盤」だったりすると、アナログ盤を持っていてもついつい買ってしまう。
悪い癖なんだけど。このFelix Cavaliereのアルバムもそんな一枚。

Felix CavaliereはRascalsの中心的なメンバーとして60年代中期から後期にかけてヒット曲を放ってきた。
いわゆる"ブルーアイド・ソウル"の代名詞がRascalsだった。
音楽の中身もさることながら、その姿勢そのものも黒人音楽に多大なる影響を受けていた。
それは彼らがイタロ・アメリカンだったということと無縁ではないだろう。

10年ほど前にRingo Starrのバックで来日したときに武道館で彼の姿を一度ステージで見たことがある。
「Groovin'」とか「Good Lovin'」とかRascals 時代の曲を何曲か披露してくれて僕自身はRingoよりもそっちのほうがうれしかったぐらいで・・・。

彼はRascalsを72年に解散してから、Todd Rundgrenのベアーズビル・レーベルから『Felix Cavaliere』、『Disteny』という
すばらしいソロ・アルバムを発表した後、Treasureというグループを結成してアルバムを一枚残した。
その後再度ソロ活動に戻り、79年にこのアルバムを発表した。

時代を反映してか、AORやディスコの要素の多いどちらかというと商業的な成果をある程度求めた内容になっていて、
本人としては必ずしも納得がいっていないようだ。
そのあたりは小倉エージさんがライナーノートに詳しく書かれている。

ただ、音楽的なセンスはRascals時代と比べても決して劣るものではなく「Only A Lonely Heart Sees」は全米36位とスマッシュヒットしている。
Buzz Feiten、Will Lee、Steve Jordan、Luther Vandrossなど錚々たるメンバーが参加していてサウンドの質も非常に高いのだけど、
その分彼のソウル・マナーとでもいうべき個性がちょっと薄められているという気がしないでもないかな。

Sky High/Jigsaw

2006-03-08 22:51:15 | 音楽
実はまったく違うものを買う目的で行ったのに、見つからずに売り場をさまよっていて見つけたのがこのアルバム。まあ、よくあることである。

Jigsawと言えば「Sky High」。
私たちの世代にとっては誰しも聞いたことのある大ヒット曲。
とりわけ日本ではJigsawと言えばこの「Sky High」のワンヒット・ワンダーと思われていて、これ以外の楽曲がほとんど評価されていない。
一発屋の悲しき性である。日本ではミル・マスカラスの入場曲としても知られていて、
マイナー調のキャッチーかつ重厚なメロディーがいかにもプロレスで使われそうな雰囲気だけど、
後半は転調してそれこそ抜けるような青空をイメージしたさわやかな曲調へと変化する。

この曲が収められたアルバム『Jigsaw』は最近、彼らの数枚のアルバムと共に盛りだくさんのボーナス・トラックをつけてリ・イシューされた。
VANDAの佐野邦彦氏が丁寧なライナー・ノートを書かれている。

それにしてもこのアルバムを聞けば聞くほど、この大ヒットしたタイトル曲だけが異質な曲だということが分かる。
メンバーには、以前弟の結婚式用BGMでも取り上げたFlying MachineやFortunesなど、
いわゆるブリティッシュ・ポップスのグループ出身者がいるので、
ブリティッシュ独特のちょっとウェットな香りを残しつつも、洗練されたメロディーで非常に水準の高いポップスが展開されている。
「Sky High」の感じとはずいぶんと雰囲気が違うのである。

そういうわけでJigsawを「Sky High」だけのグループだと思っていると、いい意味で裏切られる。
こんないいグループが大ヒットのゆえに却って低い評価に甘んじているのがちょっと残念だけど、
30年以上も経た今年、こういうグループのアルバムがしっかりとしたパッケージでリ・イシューされるということは、
とても正しいことのような気がする。

Have You Seen Her/The Chi-Lites

2006-01-26 21:29:14 | 音楽
晴れ。

弟の結婚式のBGM作りのために新たに買ったCDもこれが最後。
The Chi-Litesの「Have You Seen Her」。
1971年12月にビルボード・ホット・チャートで3位を記録した彼らの代表作。
これもオリジナルの『Give More Power To The People』は買いそびれていて、
「Have You Seen Her」はかれこれ15年以上前に初めてニューヨークを訪れた時に買ったChi-Litesのベスト盤CDに収められているのを持っていたきりだった。
さすがに音がチープだったのでこれを機会に買いなおした。

シカゴ。風の街シカゴ。
"Windy City"の名前のとおり、シカゴ・ソウルにはどことなく郷愁が漂っている。
Eugene Record率いるThe Chi-Litesはまさにそんなシカゴ・ソウルを代表するグループである。
だいたい「シカゴの光」というグループ名がファンタスティックだし、
「Oh Girl」や「The Coldest Days of My Life」など聴くだにぞくぞくと鳥肌が立つメロウな曲調は一度聴くと虜になってしまう。

今やシカゴ・ソウルなんて音楽シーンでは忘れ去られたような存在だけど、
Curtis MayfieldやGene Chandler、Jackie Wilson、Jerry Butlerなど優れたアーティストの宝庫、
シカゴ・ソウルをもっと見直そうではないか!特に若い人たちに聞いてほしいなあ。
フィラデルフィアほど絢爛豪華ではないけど、シカゴ・ソウルのグルーヴはまた独特なものがあって聴く者の心を揺さぶる何かがきっとありますよ。

For All We Know/Carpenters

2006-01-24 22:45:48 | 音楽
晴れ。

弟の結婚披露宴前のBGM用に選曲した10曲がようやく揃ったのでCD-ROMに録ってみたのだが、やはり古いCDの音質の悪さが目だってしまう。

今回選んだCarpentersの「For All We Know」。『The Carpenters』に収録されている。映画「二人の誓い」の主題歌として取り上げられた曲だ。この曲は71年に全米3位とヒットしたし、歌詞の内容が結婚式にはぴったりの内容なので選んだ。
ところが僕が持っているCarpentersの初期のCDは本当にチープな音。他の曲と比べると明らかに見劣りする。
オーディオソフトで音質を持ち上げようと試みたが、どうにもうまくいかないので、リマスター盤を探しに昨日CDショップへと出かけた。
そこで選んだのがこのDVD付きのベスト盤。去年の秋に出されたコンピレーションなのでさすがに音質は申し分ない。

Carpentersの普遍性。
リチャー・ドカーペンターの類まれなる音楽センスと、それを具現化するカレン・カーペンターの天性の歌唱力が奇跡的に結びついた結果としてのエヴァーグリーン。
僕は英語のネイティブスピーカーではないけれど、カレンのあの、絹のように滑らかな発音のアルト・ヴォイスにはいつもうっとりする。

そんなカレンが拒食症の果てに急逝したのは僕が高校一年のときだったと思う。今でもあのニュースが流れた時のショックはよく覚えている。
健在ならばどんなにすてきな歌い手として成熟していったのかと思うと、やはり今もって惜しいなと思う。

Love(Can Make You Happy)/Mercy

2006-01-19 21:21:34 | 音楽
晴れ。

昨日に引き続き結婚式BGMシリーズ。いったいこんな独断と偏見に満ちた
おおよそ結婚式にはそぐわなさそうな趣味の音楽でいいのか、と突っ込まれそうな選曲だけど・・・。いいのです!
弟の結婚式だし。これが兄貴の特権です。

で、今日はMercyの「Love(Can Make You Happy)」。まあこれはタイトルといい曲調といい結婚式にはぴったりでしょう。い~い曲!
これも例のチャート本を見ていて選んだ一曲。やはりCDで持っていなくてコンピレーションを探してネットで買ったもの。
物が届いてびっくり。Varese Sarabandeのコンピレーション。
昔Rhino、今はVareseかというぐらい、いい企画のコンピを出してくるあのVarese。
「Rock & Roll The First 50 Years The Late '60s」。
この手のコンピは過去たくさん出ていると思うが、”ロックンロールの最初の50年”というスケールで括られるのはおそらく初めてではないか。
ロックンロールももうこういう捉えられ方をするまでに歴史が積み重なってきたんだよなあ。
それだけにこのコンピも力の入ったなかなかいい選曲。
TOP10ヒットを25曲集めているが、B.J.Thomasの「Hooked On A Feeling」だったり、Brenton Woodの「Gimme Little Sign」だったり。

しかし、昨日のThe Flying Machineもそうだけど、サイケとかヒッピーとかそういうカオスな時代にあって、
こういう優しい曲もちゃんとチャートに上がってきている。
ベトナム戦争の暗い世相がこういう癒しを求めていたのかもしれない。

Smile A Little Smile For Me/The Flying Machine

2006-01-18 22:19:27 | 音楽
曇り。

例の弟の結婚式BGMシリーズ。ビルボードのチャート本から69年と71年のヒット曲を探していくのだが、だんだんと独断というか趣味に走りつつある(笑)。
このグループはJames Taylorが在籍した同名のグループがあるがそれとは違う。
60年代末にイギリスで結成されたスタジオ・グループで、Tony Macaulayがいた。ほとんどこの曲のみがヒットしたいわゆるワンヒット・ワンダー。
イノセントないい曲で昔から好きな曲だったのだけど、CDでは持っていなかった。
コンピレーションをいろいろ探したところ90年に出されたRHINOのコンピレーションシリーズに収められていた。
昔はよく見かけたけど最近はあまり見かけなくなった「Super Hits Of」シリーズ。
さすがに15年前のCDだし音質的にどうかなと思ったけど、Bill Inglotのデジタル・リマスタリングはさほど衰えていはいない。
1曲目にはこれまた大好きなSpiral Starecaseの「More Today Than Yesterday」も収められている。これも使っちゃおっと。
しかし、最近はこういうのをのんびりと聞くのが一番疲れなくていいです。オールディーズをのんびりと。

All Things Must Pass/George Harrison

2006-01-11 23:46:04 | 音楽
晴れ。

例の弟の結婚式用に買っているCDシリーズ。1971年のヒット曲にGeorge Harrisonの「My Sweet Lord」があった。
最近バングラデシュ・コンサートのDVDが出てちょっとした話題になっている、George Harrison。
こんなことでもなかったら買わなかっただろうなあ、このアルバムも・・・。

巷の熱狂的なフリークに比べれば私は熱狂的なビートルマニアというわけではない。
そもそもビートルズからは遅れてきた世代だし、ジョンが亡くなったのも中学2年の時だったから、ようやく洋楽に目覚め始めた頃。
それでも学生時代に初めてイギリスに行ったときにはアビーロードの横断歩道を歩いたし、リヴァプールまで足を伸ばしてストロベリー・フィールズやペニーレーンを訪れたりもした。
ところがある時期からビートルズをとんと聴かなくなった。もともとそれほど熱心なほうではなかったのかもしれない。
ビートルズのアルバムはすべて持っているわけではないし、メンバーのソロアルバムもあまり持っていない。
George Harrisonはソロとして初めて来日公演を行った、91年の東京公演を見ている。
このときも競演のEric Claptonやバックのギタリスト、Andy Fairweather Lowなどに狂喜したりした。
(余談だけど、Johnを除く3人とも生で見たのはちょっと自慢、笑)

まあ、そんなわけだからかのPhil Spectorがプロデュースした名盤『All Things Must Pass』もちゃんとは聴いたことがなかった。
まあ、こんなことでもなければ買わないようなアルバムで、いい機会だからということで2001年に出た”ニュー・センチュリー・エディション”を入手した。

さて、その71年のシングル・ヒット「My Sweet Lord」。The Chiffonsの「He's So Fine」のパクリとして物議を醸し出した曰くつきの作品。
でも、本当に盗作なのだろうか。Georgeはギタリストだから作品の多くもギターで作ったのではないかと思うのだが、それだけに正確に「He's So Fine」をなぞって作ったようにはどうしても聞こえない。
彼はとても紳士な人だったというし、そんなことはなかったんじゃないかなあ。

そんな彼にまつわるエピソードやら個人的な思い出なんかを思い出しながら聴いている。いろんな意味で感慨深いなあ。

今井美樹コンサート

2006-01-07 23:20:12 | 音楽
久しぶりにコンサートに出かける。
家から程近い、府中の森芸術劇場で今井美樹のコンサート。実は数少ない同郷の有名人。
このライブはもともと去年の11月3日に行われる予定だったが、本人が椎間板ヘルニアになってしまったため今日に延期になってしまったもの。
かみさんが急遽行けなくなったため、娘とふたりで出かけた。

今井美樹は以前武道館でコスモ・アースコンシャス・アクトのイベントで2,3曲歌ったのを見たことがあるが、ツアーは初めて。
かみさんが好きで家にも何枚かCDがあるので知っている曲も結構あるが、
最近のアルバムは買っていないし、このライブに関してもほとんど予備知識はない。

さてここからネタばれありですよ。

客電が落ちて、ミュージシャンが持ち場に就く。お、フォーリズムじゃん!
期待が高まる。しかもギターとベースは座った。ますますうれしくなってくる。
シンプルであればあるほどミュージシャンの技量が要求されるわけで、演奏に対する期待が膨らんできた。

照明が灯り、彼女の代表曲「瞳がほほえむから」のイントロが始まってびっくり。
ギターが今剛、ベースが高水"大仏"健司、ピアノが中西康晴、そしてドラムは鶴谷智生というドラマー。
ドラマーだけは知らなかったけど、シンプルで渋いドラムでした。
まあとにかく悪かろうはずのない面子。これならカルテットの構成もうなずけるというもの。日本を代表するミュージシャンたちだもんね。
とにかく大仏さんの暖かくてグルーヴのあるベースが最高でした。

今井美樹のステージは本人の生真面目さがすごく良く出ていたと思う。
フェイクしないで素直に歌う人だけど、その素直さが反映されたライブだったと思う。
もう少し「遊び」があってもいいかな、という感じがしたけど真摯さは十分に伝わる内容だった。

デビュー20周年ということで、結構古い曲をやったので知っている曲も多くて楽しめた。
あまり予備知識がなくて、実を言うと近いし行ってみるかというノリだったが、ハートウォームで想像以上にいいコンサートだった。
年の初めにいいものを見たという感じ。得した気分。
というわけで、セットリスト。

1.瞳がほほえむから
2.空に近い週末
3.黄色いTV
4.慕情
5.あこがれのままで
6.しあわせになりたい
7.PIECE OF MY WISH
8.潮騒
9.野性の風
10.半袖
11.A Day in The Life
12.DISTANCE
13.微笑みのひと
14.A PLACE IN THE SUN
15.夕日が見える場所

Encore

16.PRIDE
17.愛の詩

Joy To The World/Three Dog Night

2006-01-05 23:35:11 | 音楽
晴れ。
長いこと独身を謳歌していた弟がついに結婚することになった。
披露宴で使うBGMを作ってくれと頼まれていろいろ想を練っていたのだが、弟が産まれた1969年と嫁さんの産まれた1971年の全米ヒットチャートからセレクトしてみることを思い立った。
こういうときに役に立つのが、図鑑のような分厚いハードカヴァーの「Billboard HOT Charts 100」のSixtiesとSeventiesの2冊。これデータの羅列ですけど眺めているだけで飽きません。

この二つの年のヒットチャートも眺めているといろいろといい曲がヒットしている。
70年代初頭はThree Dog Nightがヒットを連発していて71年には「Joy To The World」が全米No.1を獲得している。
1位になったのが71年4月17日付けのHOT100でこのときの2位がMarvin Gayeの「What's Going On」。この曲は結局「Joy To The World」に頭を抑えられて2位で終わっている。
そのほかPaul McCartneyの「Another Day」やJanis Joplin、CarpentersにTom Jonesなんかがベスト10に入っていて、実にカオスというか面白い時代だったのだ。

早速「Joy To The World」のコンディションのいいCDを求めて新宿のタワーレコードに出かけたところ、ないんですね、Three Dog Nightのオリジナル・アルバム。
そうかDunhillはまだCD化されていないのか。それにしてもという感じ。Three Dog NightがろくすっぽCD化されていないなんて・・・。
唯一音質的にも問題ないだろうと思われたのが、この上柴とおるさんがライナーを書かれた日本盤コンピ。今CDでまともに聞けそうなのはこれぐらい。
このコンピも数年前にフジテレビのドラマ「ランチの女王」で使われたのがきっかけで作られたようなやつで、こういうタイアップでもなければこんなかっこいいグループもまた歴史の彼方に埋もれていってしまうのだろうか。
早くDunhillを再発してください。長門さん!

さて69年、71年のヒット曲からそれぞれ5曲ずつ選んだ。結婚式のBGMだしかなりベタだけどそのリストはいずれ紹介したいと思う。