原発処理水の放出に伴い今まで知らなかったことがいくつか明るみに、というか、新たに分かってきたことがある。
そのうちの1つが日本産ホタテの中国輸出量であり、そのうちの多くが中国を経由して米国に輸出されていたことだ。
何故こんなことが起きていたのか。
やっぱり中国の安価な労働力が米国の旺盛なホタテの消費を支えていたのだろう。
これも典型的な三国間取引の1つである。
そして中国が処理水放出に抗議して輸入禁止を行った。
日本産ホタテは重要な輸出先を失って在庫が積みあがり水産業者は苦慮していた。
そこに助っ人が現れた。
米国大使館が中国の代わりにタイやベトナム、台湾の米国が認定する水産加工会社を紹介するという。
まさ「捨てる神あれば拾う神あり」である。
台湾やA.S.E.A.N.諸国が中国の代わりを務めてもらえば日本も米国もハッピーだ。
やれやれ(笑)、・・・時間が問題を解決する、その好例だろう。
痛い目を見るのは中国や中国の水産加工会社である。
もう二度とこのビジネスは戻ってこないのだ。