首相が一族の首相公邸利用についてその抗弁に大わらわだ。
当初は「息子に対する厳重注意」で済まそうとしたのだが結局息子の辞職(事実上の更迭)にまで追い込まれた。
今度は首相自身がこの集いに参加していたことが判明した。
今度の釈明は「公邸には公的なスペースと私的なスペースがある。公的な場では何ら不適切な行為はなかった」というものだ。
であれば何故最初から自身も一部出席していたことに触れなかったのだろう。
思うに息子(当時は首相秘書官)の行為が公的スペースに及んでおり紛れもなくグレーであることは認識していたのではないか。
さらに自身が部分的とはいえ直接絡んでいたとなれば騒ぎは一層大きくなる。
ゆえに隠せるものであればなるべく隠したかった、というのが実態だろうがそれにしてもこの小出しは拙いぜ。
最初から事の次第を丁寧に説明し謝罪しておけばこんなに疑念を持たれ抗弁を繰り返すことはなかったと思う。
それよりも気になるのは立憲民主党の追及に躍起のスタンスだ。
こんな追及を国会でやっても党の品格を下げるだけだ。
スキャンダルはメディアに任せておけばいい。
それで首相は十分社会的な制裁を受けているのだ。
立憲は立憲でほかにやることがあるだろう。
立憲はいつになったらそれに気づくのだろうか、と思ってしまう。