昨日首相が出産一時金のについて従来の42万円から50万円程度に増額し子育て支援を強化する旨言及していた。
たしかに一時金の増額は当該家庭にとって朗報には違いないがこれだけで本当に強力な子育て支援になるのか甚だ疑問である。
というのも子育てという事業(?)のは少なくとも子供が成人になるまで18年間の長丁場である。
一時金の8万円増額がいかほどの福音になるのだろうか。
やっぱりここは「恒久的」な支援でないと意味がないのではないか。
例えば教育の無償化とか、乳幼児童の医療費免除とか、おむつ・ミルクの無償提供とか、とにかく一過性でなく恒久的な支援がキモである。
これらの実現が困難であることは十分理解できる。
ただ、だからと言ってこんな出産一時金の増額で少子化対策にこじつけるというのは如何なものか。
何か目くらましのような気がしてならない。
政府は出産予備軍の声に謙虚に耳を傾けさらに実のある少子化対策に取り組むべきだ。