内閣支持率が相変わらずパッとしない。
一時は下げ止まりを予想する向きもあったがこの週末の数字を見る限り低落傾向は収まっていない。
原因は物価高対策、コロナ禍対策などの不満も考えられるがやはり山際氏の党コロナ禍対策責任者指名に対する世論の反発が大きかったようである。
ところが、ところが今昨日になって政調会長が「あれは私の判断だった」と言い出した。
これはどう理解すればいいのだろうか。
「私の判断だ」と申し出ることによって首相をかばったのか、それとも実は自分が人事権を持っているとの示威行為だったのか。
いずれにしても政調会長の「私が指名した」という言い方には違和感を感じる。
仮にも首相の「聞く力」がこんなところで発揮されるとしたらこの内閣の先行きも覚束ない。
そもそも人事権は首相の専権事項の1つである。
こんなことがあっても首相はノー・リアクションを通すのであろうか。