ソウルの繁華街、梨泰院で155名が命を落とすという大変な事故が起きた。
密集した群衆が雪崩現象を起こしたとのことだがこれだけでこんな大災害になるとはねぇ・・・。
航空機が墜落したわけでもない。
大型船が沈没したわけでもない。
列車が衝突したわけでもない。
人と人が折り重なってこれだけの死者が生まれる、・・・文字通り人災事故と言っていいのではないか。
正直言って今でもその時の状況が明確にイメージできない。
その場に居合わせた群衆もどうしていいか分からなかったのではないだろうか。
ただ警察には事前に危険を予知させる数々の通報が寄せられていた。
にもかかわらず警察は機敏な行動を怠った。
これがもう一つの人災と呼ぶべき事象である。
大きな災害は常に複数の要因がたまたま絡み合って発生するものだ。
今回の群衆雪崩事故は自然災害でもなく巨大な凶器(機材)もなかったが多くの人命を奪った稀有な事例として後世に伝えられるのではないか。