・変革は内からではなく外からやってきます。
・問題は女子のなかに、弁当のできばえを競ったり、浴衣姿で女子力をアピールしたりする「抜け駆け」組がいること。ま。それはそれ、その程度のわかりやすい男に選ばれたい女たちってことで、あわれんであげましょう。
・「求められる人材」をあれこれ心配するよりも、あなたが仕事に何を求めるかを、まずは点検してみる必要がありそうです。
・わたしなぞ「オスってこの程度のもん」と思っていますから、そのせいでよいことばかりがあります。期待値がいちじるしく低いために、たいがいの男のなかに期待した以上の美質を見出すので、男に対して寛容になる傾向があります。異性とよい関係をつくるには、お互い相手に対して妄想を持たないほうがよいですから。
・教師を長い間つとめてきたわたしは、偏差値の高い学生さんは騙しやすいのに対して、そうでない学生さんは騙しにくいと思ってきました。子供と同じように、彼らは相手の言語的メッセージにではなく、非言語的メッセージに反応するからです。この人は自分に対して本気かどうか、と。相手の目を見て、心をこめて、私はこう思ってるよ、あなたのこういうところに困っているよ、と伝えてみてはどうでしょうか。誰が相手でも、それがコミュニケーションの基本のき、だと私は思います。
・怒る人 と思われているわたしは、そのせいでソンをしたことが一度もありません。イヤな男は避けて通ってくれるし、セクハラに遭う確率も低いです。穏やかな人 はつけこまれやすい人でもありますよ。
・老齢年金、健康保険、介護保険の三点セットを手放さず、自分の住まいを確保しておくこと。
・大阪の開業医、辻川覚志さんは「老後はひとり暮らしが幸せ」で、データにもとづき、ふたり暮らしの生活満足度がもっとも低いと実証しておられます。
・まちがっても介護離職や同居そしないこと。あなたの老後を心配してくれるのは、親ではなくあなた自身だけ。
・佐江衆一さんの小説「黄落」では、母を看取ったあとの葬儀の場で、夫の挨拶に妻への感謝のことばがなかったと、夫は妻から「一生怨まれる」ハメになります。妻の苦労をいちばんよく知る夫が、それを親族の前で口に出して感謝する・・・ことが大事なんです。
・ボランティアを「よこしまな心」からやって、何が悪いのでしょう? ボランティアはしょせん「自己満足」。自分で自分をほめてあげるのが最大の報酬で、他人からの感謝はおまけのようなもの、そう思っていれば、感謝が返ってこなくてもがっかりしなくてすみます。
自殺予防の電話とは待ったなしの一回勝負。電話口の対応が悪ければ相手は二度とかけてきません。
・公共図書館やコミュニティカフェは「きょういく(今日行く)」と「きょうよう(今日用)」を求める高齢者の「避難場所」になっています。
・死は、親が子に伝えることのできる最後の教育の場であることを、忘れないでくださいね。
・患者が医者のところに相談にやってきたときに、医者がとうとうと自分の身体症状について語り始めたら、患者は困惑するだけでしょう。だからわたしは、極力、自分について語らないようにしてきました。時折、一、二行「ワタシは・・・」と入れることもありますが、ほんのスパイスのようなものです。
感想;
上野千鶴子さんの回答を拝見していると、いろいろたいへんだけど、今どうすることがあなたにとってよりよい判断のヒントを与えておられるように思いました。
言葉はスパッとはっきりしているので、冷たい印象を感じますが、温かい方なんだろうなと思います。
相談して、聴いてくれて気持ちを分かってくれるだけでよいとの人には、聴いてもらえなかったと思う人もでてくるのかなと思いました。
朝日新聞の人生相談”悩みのるつぼ”の相談をまとめたものですが、そこでは数人の回答者がいて、自分の悩みに答えてくれる人を選んでいるので、上野千鶴子さんを希望されたにはとても役立ったのではないかと思いました。
・問題は女子のなかに、弁当のできばえを競ったり、浴衣姿で女子力をアピールしたりする「抜け駆け」組がいること。ま。それはそれ、その程度のわかりやすい男に選ばれたい女たちってことで、あわれんであげましょう。
・「求められる人材」をあれこれ心配するよりも、あなたが仕事に何を求めるかを、まずは点検してみる必要がありそうです。
・わたしなぞ「オスってこの程度のもん」と思っていますから、そのせいでよいことばかりがあります。期待値がいちじるしく低いために、たいがいの男のなかに期待した以上の美質を見出すので、男に対して寛容になる傾向があります。異性とよい関係をつくるには、お互い相手に対して妄想を持たないほうがよいですから。
・教師を長い間つとめてきたわたしは、偏差値の高い学生さんは騙しやすいのに対して、そうでない学生さんは騙しにくいと思ってきました。子供と同じように、彼らは相手の言語的メッセージにではなく、非言語的メッセージに反応するからです。この人は自分に対して本気かどうか、と。相手の目を見て、心をこめて、私はこう思ってるよ、あなたのこういうところに困っているよ、と伝えてみてはどうでしょうか。誰が相手でも、それがコミュニケーションの基本のき、だと私は思います。
・怒る人 と思われているわたしは、そのせいでソンをしたことが一度もありません。イヤな男は避けて通ってくれるし、セクハラに遭う確率も低いです。穏やかな人 はつけこまれやすい人でもありますよ。
・老齢年金、健康保険、介護保険の三点セットを手放さず、自分の住まいを確保しておくこと。
・大阪の開業医、辻川覚志さんは「老後はひとり暮らしが幸せ」で、データにもとづき、ふたり暮らしの生活満足度がもっとも低いと実証しておられます。
・まちがっても介護離職や同居そしないこと。あなたの老後を心配してくれるのは、親ではなくあなた自身だけ。
・佐江衆一さんの小説「黄落」では、母を看取ったあとの葬儀の場で、夫の挨拶に妻への感謝のことばがなかったと、夫は妻から「一生怨まれる」ハメになります。妻の苦労をいちばんよく知る夫が、それを親族の前で口に出して感謝する・・・ことが大事なんです。
・ボランティアを「よこしまな心」からやって、何が悪いのでしょう? ボランティアはしょせん「自己満足」。自分で自分をほめてあげるのが最大の報酬で、他人からの感謝はおまけのようなもの、そう思っていれば、感謝が返ってこなくてもがっかりしなくてすみます。
自殺予防の電話とは待ったなしの一回勝負。電話口の対応が悪ければ相手は二度とかけてきません。
・公共図書館やコミュニティカフェは「きょういく(今日行く)」と「きょうよう(今日用)」を求める高齢者の「避難場所」になっています。
・死は、親が子に伝えることのできる最後の教育の場であることを、忘れないでくださいね。
・患者が医者のところに相談にやってきたときに、医者がとうとうと自分の身体症状について語り始めたら、患者は困惑するだけでしょう。だからわたしは、極力、自分について語らないようにしてきました。時折、一、二行「ワタシは・・・」と入れることもありますが、ほんのスパイスのようなものです。
感想;
上野千鶴子さんの回答を拝見していると、いろいろたいへんだけど、今どうすることがあなたにとってよりよい判断のヒントを与えておられるように思いました。
言葉はスパッとはっきりしているので、冷たい印象を感じますが、温かい方なんだろうなと思います。
相談して、聴いてくれて気持ちを分かってくれるだけでよいとの人には、聴いてもらえなかったと思う人もでてくるのかなと思いました。
朝日新聞の人生相談”悩みのるつぼ”の相談をまとめたものですが、そこでは数人の回答者がいて、自分の悩みに答えてくれる人を選んでいるので、上野千鶴子さんを希望されたにはとても役立ったのではないかと思いました。
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