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幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「敏感な世界に生きる敏感な人たち」イルセ・サン著 ”知ることが助けになる”

2022-09-16 10:20:00 | 本の紹介
HSPである私は長年、牧師として、また心理療法士として、多くのHSPの人々と対話してきました。そのなかで私は、HSPの特徴を知ることが、HSP本人の助けになると実感しました。またHSP向けの講座や講演を行う中で、HSP同士が互いの体験やそれを通して知識を共有することが、とても有益であることがわかりました。

・HSPの特徴や傾向を挙げていますが、一口にHSPと言っても、人それぞれですので、当てはまるものもあれば、当てはまらないものもあるでしょう。・・・
 強調しておきたいのは、繊細であることや敏感すぎることは、必ずしも制約になるだけではないということです。それは新たな可能性をも、もたらします。

・敏感な人の多くは、自己評価が低いのです。

・「良心的」「創造的」「インスピレーションを得やすい」「影響を受けやすい」「感情移入しやすい」など、これらの特徴は、人生に不都合をもたらすおそれがありますが、その反対に、創造力や共感力、親しみなどを生む源にもなりえます。平穏な環境ではほかの人より幸福を感じやすいということは見過ごされてしまっているのです。

・HSPは細かいところまで感じ取り、受け取った情報が心の奥まで届きます。HSPは大いなる空想力と、ものごとを生き生きと思い描く想像力を備えていて、外界から得た情報を元にさまざまな思考や空想を広げます。そのため、HSPの”ハードディスク”は、ほかの人たちよりもすぐにいっぱいになり、過度に刺激を受けたと感じます。

・HSPは物事を軽く受け止めるのが得意でありません。環境が適切なものでなければ、心に余裕がなくなり、さらに苦しむことになります。

・HSPは共感力が高く、他人に感情移入することができます、そのため、相手の気持ちを察知することができ、とても気が利きます。HSPの多くが、サービス業や人をサポートする仕事に身を置き、相手から感謝されるようです。

・私が声を大にして言いたいのは、HSPが必ずしも細やかで、誠実で、共感力があるわけではない、ということです。本来は誠実なのですが、私たちは刺激を受けすぎると、心に余裕がなくなって配慮を欠き、一緒にいづらい人になってしまいます。

・HSPの70%が内向的、30%が外交的といわれています。

・HSPの大半は、スリルよりも安心を優先し、慣れ親しんだものに心地良さを見いだします。ところがHSPのなかには、冒険心が旺盛で、探検が好きな人もいます。

・「敏感な人」が抱えやすい心の問題
1)自分自身に高度な要求をしてしまう
2)罪悪感と羞恥心に苛まれてしまう
3)恐怖心を感じ、憂鬱になりやすい
4)怒りをうまく放出できない

・「鈍感な人たち」とうまく付きあうには
1)周囲の人に自分がHSPであることを伝える
2)自分の限界点をはっきり伝えておく
3)休憩や散会の時間を事前に約束しておく
4)自分にできることは限られているという事実を受け入れる
5)言葉の洪水に溺れないように会話中に休憩をとる
6)片方が一方的に話さずに、「対話」となるよう心がける
7)「対話」を成立させるには、互いに「反発し合う」ことを意識する
8)時と場合に応じて「深い会話」と「表面的な会話」を使い分ける
9)4つのステップで会話を深めていく
 (1)世間話と表面的な話をする
 (2)興味のあることについて話す
 (3)信頼する
 (4)直接聞いてみる
10)HSPの理解者をパートナーに選ぶ
11)子育ては、無理をしない

・「敏感な自分」とうまく付きあうには
1)HSPの能力を楽しむ機会をつくる
2)五感から過度に刺激を受けないための対策をとる
3)過度な刺激を受けたら、じっと自分の内側に集中する
4)自分自身へ愛情を向けて、自分を守る
5)自分自身に思いやりを持つ
6)自分自身と和解する
7)心理セラピーを受けてみる
8)自分らしくいることの喜びを感じる

感想
「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」根本裕幸著 ”自分軸で考える&自己肯定感を持つ”

「敏感すぎる自分を好きになる本」長浜睦雄著 "スポーツカーを運転するような感覚”

発達障害は今は発達障害スペクトラムと呼んでいます。
つまり、0か100ではなく、20だったり、80だったり人によって違いがあるのでしょう。
上手く対処能力を備えていたり、仕事や家庭で良い環境にいると上手く対処できたり素晴らしい能力を発揮します。
アインシュタイン、ニュートン、エジソン、ビル・ゲイツなど優れた人が多くいます。

HSPも同じではないでしょうか?
HSPかそうでないかの白黒は付けられないと思います。
HSPの面もあればそうでない面もある。
自分が今の環境で大きな問題なく過ごせるか、力を発揮しているかなのではないでしょうか

そのためには、自分を知ること、対処方法を身につけることがとても大切なようです。
そして、他のHSPの人のことを知り、学ぶものがあればいただくことでコーピング能力はUpするのでしょう。

HSPはスポーツカーとの例えばあります。
スポーツカーは運転が難しいです。
でも運転技術を身につけると素晴らしい力を発揮します。

HSPを嫌だと思うか、ギフテッドと思って活用するかで、人生は大きく変わるのではないでしょか。

周りにHSPの人がいれば、先ずはHSPのことについて知ること、そしてその人のHSPの特徴を理解することなのでしょう。
HSPの人を避けていると、人生においての彩が減るように思います。
面白い、楽しい世界が広がっているかもしれません。
なにより、自分もいろいろ課題を持っているのですから。

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