幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「諸般の事情」姜尚中氏、聖学院大学長辞任のわけは ”言動不一致な新学長の挨拶”

2015-04-10 03:18:55 | 社会
河原夏季2015年4月9日05時10分 http://digital.asahi.com/articles/ASH300GKYH3ZUTNB02P.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASH300GKYH3ZUTNB02P

 政治学者の姜尚中氏(カンサンジュン、64)が先月末、学長就任から1年で聖学院大を去った。就任前から世間の注目を集めた「スター学長」。活動が軌道に乗り始めた矢先に、なぜ?

 「諸般の事情で大学を辞めることになりました」。姜氏が突然、同大HPに辞任のメッセージを載せたのは3月20日。14日の卒業式で学長として式辞を述べたばかりで、姜氏は取材に「いろいろありますが、今は『諸般の事情』以外に答えられない」と話した。

 姜氏は2013年4月、東大大学院教授から聖学院大教授に転じ、昨年4月に学長に就任。5年の任期の予定だった。キャンパスがある埼玉県上尾市は1981年に独留学から帰って住み、キリスト教の洗礼を受けた地で、「私にとって第二の故郷」と語っていた。そんな縁を知ってラブコールを送ったのが聖学院生え抜きで前任学長の阿久戸光晴理事長(64)だった。

 姜氏は学長に就くや「改革」に乗り出す。財務状況など大学運営の問題点を洗い出し、70歳定年制の見直しや非常勤職員の勤務時間短縮に着手。古いトイレの改修は学生に好評だった。

「広告塔」のはずが…
 だが大学関係者は「『広告塔』のはずが、大学運営に口を出し始めたことで、理事長との間に溝が生じたのではないか」という。

 さらに今年1月、姜学長宛ての文部科学省の文書を、阿久戸理事長の意向を受けた職員が約5カ月間、渡していなかったことが発覚。理事長側が、学長の統治権限を強める学校教育法改正に基づく学則改正作業を姜学長抜きで進めていたこともわかったという。

 学長解任を求める発起人不明の文書が3月9日の臨時理事会に出されると、姜氏は先手を打つ形で2日後の教授会で辞任の意向を表明。16日の臨時理事会で了承され、月末での辞任が決まった。

 聖学院大広報課を通じて阿久戸理事長に姜氏の評価などを尋ねたが、「理事長としてお答えすることはございません」と文書で回答があった。

動揺する学生たち
 学生は動揺を隠せない。今月入学した政治経済学部の男子学生(18)は「説明会で姜学長の話を聞き、いい先生がいるなと思っていたのに」。先月卒業した女性(22)は姜氏との意見交換会を振り返り、「大学が変わっていく様子が目に見えて分かった。後輩たちをうらやましく思っていただけに残念」と肩を落とした。

 創立27年とまだ歴史が浅い聖学院大のキャッチフレーズは「面倒見のよい大学」。入学前から就活まで手厚いサポートが売りだ。だが少子化もあって志願者数は年々減り、13年に初めて定員割れ。姜氏を招いた後の今年度の入学者も定員を約100人割り込んだ約470人だった。

 教育ジャーナリストの小林哲夫さんは「大学がスター学長を呼ぶ一番の理由は学生募集。役割は広告塔でいい」としつつ、「成功=志願者数の増加」だとすると、学長のネームバリューは志願先を決める理由にはなりにくいという。

 小林さんによると、ノーベル物理学賞の江崎玲於奈氏(筑波大など)、数学者の広中平祐氏(山口大)ら著名な学者を招いた例はあるが、学長として目立つ功績があるわけではない。

 一方、一芸一能入試を導入した故衛藤瀋吉氏(亜細亜大)、秋田発の人材育成で知られた故中嶋嶺雄氏(国際教養大)は、「積極的に大学をアピールし、全国から志願者を呼んだ数少ない成功例だろう」。

 京都精華大はマンガ学科を創設した00年、少年同士の恋愛をテーマにした漫画「風と木の詩(うた)」で知られる漫画家の竹宮恵子氏(65)を専任教授に迎え、14年に学長に就けた。京都造形芸術大は07~13年に作詞家の秋元康氏(56)を副学長に据えた。同大学関係者は「学生に刺激を与えたとは思うが、高校生の進路選択に影響したかは分からない」。

 小林さんはスター学長の役割についてこう話す。「しっかりした教育理念を持って学生と接し続けること、とりわけ新設大学は、生き残るためにどんどんメディアに出てアピールすることだ。ただあらかじめ経営陣との間で役割と権限を明確にしておかないと、同じようなことがまた起こるのではないか」(河原夏季)

感想
姜尚中さんが、聖学園の学長を辞められたのはとても残念です。いろいろ諸事情があったかと思いますが、学長にお願いしたなら、はやり最低でも3年はやって貰うものだと思います。1年で首だとしたなら、お願いした側に問題があったように思います。その人にお願いしたならその人に任せることなのでしょう。

聖学院大学はキリスト教の学校で、宮原駅から徒歩15分です。子どもが附属の女子聖学院(中高)に通っていました。校長先生が全校生徒/先生の前で、将棋の羽生(ハブ)名人のことを取り上げて話をされましたが、その時、羽生(ハニュウ)名人と最後まで間違ったまま呼んでいました。生徒が禁止されているものを学校に持ってきたら、先生がそれを取り上げてその生徒に投げつけて壊してしまいました(さすが弁償されましたが)。椅子が壊れていたのを見つけた先生が、十分確認せずに子どものせいにして家まで文句の電話をしてこられました(「どんな教育をしてきたのか」と)。後で調べたら間違っていました。キリスト教の学校なのに、キリスト教の教えを実践していない先生が多いなとの印象を持ってしまいました。

清水正之新学長の新入生への挨拶文に「この時代がどのような時代であるかと、今新入生の皆さんは大学生活をどのようにすごしたらよいでしょうか。私は、今までにみなさんが自分や社会にいだいてきた、様々な先入観や思い込みを、まずは括弧にいれ、せっかちに答えを出すことをしばらくひかえてみたらいかがかと思います。」がありました。

「(新入生に言う前に先ずは自分たちが)せっかちに1年で(学長を首にするような)答えをだすようなことを控えてみたらいかがでしょうか」と思わず思ってしまいました。まさに言動不一致ではないでしょうか?キリスト教の学校でもこのようなことがあるのだと思うとキリスト教の教えを実践することは、クリスチャンになれば出来ると言うものではないのでしょう。

姜尚中先生からのメッセージを掲載しています(2015年3月20日付)(大学のHPより)

皆さんへ

  この度、4月から私は諸般の事情で聖学院大学を辞めることになりました。洗礼を受け、家族生活がはじまった上尾の地に深い思いを抱き、この地にある聖学院 大学で、若い学生諸君と、共に語り合い、知ることの喜びや、生きることの悲しみ、そして希望を分かち合いたいと切望していただけに、残念です。

 私は、学長就任以来、地域のための、地域による、地域の大学を合い言葉に「神を仰ぎ、人に仕える」若き学徒を輩出することを目指してきました。士気の高い有能な教職員にも恵まれ、短い期間とはいえ、一定の成果を上げることができたと自負しています。

 今後は、大学の外から大学に貢献し、また執筆・言論活動にも専念していく所存です。

 卒業生の皆さん、ご父母のみなさん、また大学への支援を賜る関係者の皆さん、さらに大学のため様々なご協力を賜ったメディア関係者の皆さんに、心より感謝申し上げ、大学を辞めるにあたっての私の所感とさせていただきます。

2015年3月20日
聖学院大学学長
姜尚中


最新の画像もっと見る

コメントを投稿