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幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「反知性主義と新宗教」 島田裕巳著 ”知能と知性の違い”

2017-08-23 09:05:38 | 本の紹介
第一章 反知性主義とは何か
第二章 日本会議と反知性主義
第三章 創価学会の反知性主義
第四章 反知性主義として新宗教
第五章 反知性主義の日本的伝統
第六章 松下幸之助と田中角栄の反知性主義

知性 intellect  
 「吟味し、熟考し、疑い、理論化し、批判し、想像する」ものであり、「頭脳の批判的、創造的、思索的側面」であるとする。
知能 intelligence
 「ものごとを処理し、適応するなど、きわめて実質的な特質」であり、その働きは日常的に観察できるとする。

アメリカにおける反知性主義は(田村哲夫)
「『知能』を重視しても『知性』を軽蔑し、さげすむことであり、学者や科学者、ジャーナリストなどが批判の矛先となってきた」と指摘している。

トランプが勝利したのは、その知能、「インテリジェンス」にあったと分析している。
キリスト教の福音派(キリスト教原理主義の勢力)の81%がトランプに投票した。
米国のキリスト教徒の割合は70.6%
福音主義のプロテスタントが25.4%、カトリックが20.8%
福音派は、ダーウィンの進化論否定、堕胎禁止

日本では知識人にしか広まらなかったキリスト教 日本人の1%

二宮尊徳の「仕法(尊徳仕法)」を引き継いだ運動体が「報徳社」のスローガン
四綱領;至誠、勤労、分度、推譲 注)

田中角栄は人のことを記憶している名人で、一度会ったことのある有権者に再開したときには、親しげに名前で呼びかけたと言われている。実はこれは、創価学会の池田大作にも共通することで、池田も一度会った会員の名前を覚えているという。

感想
充分理解できませんでしたが、こういう切り口があるのかと思いました。
知性と知能の切り口で、トランプ大統領の支持者を考えると、あれほど問題発言をしていても、強固な支持者がいることもなるほどと思いました。

注)
至誠・勤労・分度・推譲 ウィキペディアより
道心にそったこころの状態を報徳教では誠とよぶ。この誠は儒教で言うところの徳や仁という概念に等しいものである。つまり、大極にたいして積極的に向かっていく暮らしとは、まず誠を尽くしたものでなければならない。我の心を大極と積極的にかかわる状態、つまり誠・徳・仁の状態に置くことを至誠とよび、至誠がまず実践の第一をなす。

この至誠の状態で日常生活のすべての選択を行っていくことを勤労とよぶ。至誠がこころの状態をさすのに対し、勤労はそれが行動になって現れた状態をさすのである。そのため、勤労とは働くことを含むが単に働くことをさすのではない。

勤労することで日常のすべての行動が誠の状態から行われるため、当然それは消費活動にも現れる。無駄がなくなり、贅沢を自ずから慎むようになる。これを分度という。つまり、分度とはけちをすることではなく、至誠から勤労した結果に自然と使わざるをえないもののみを使うということを意味する。

そして、最後に分度して残った剰余を他に譲ることを推譲とよぶ。分度と同様に、推譲は単なる贈与なのではなくて、至誠・勤労・分度の結果のこったものを譲ってはじめて推譲になるのである。


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