1ヶ月前は 上の写真の様な状態だったのですが、今は もう混み混みの状態です。
何とかしないといけないと 思ってはいたのですが、暑くて!暑くて!
ようやく 酷暑から残暑に変わって来たので、思い切って実行することにしました。
これ迄 パットに水を入れて その中に鉢を入れていたのですが、ひっくり返してみると、
鉢底の穴から根がとび出していて、鉢を外すと 鉢底石から 沢山の根があふれ出て
いました。
慎重に鉢底石を取り除いた上で、撮ったのが 次の写真です。
「柿の根は直根性」とのことですが、主根が巻いてしまっている!
(地植えのまま 放っておけば、まっすぐ延びたのでしょうが、まあ仕方がない!)
後は、こんがらかっている根を丁寧にほどいて 新しい鉢に植え替え、たっぷり水をあげて
日陰の涼しい所に置きました。
苗木にとっては少し遅すぎる植え替えですが、時期的には9月のお彼岸まで待ってほしかったです。
夏の植え替えをどうしてもという場合は、鉢の土をできるだけ落とさないようにします。そして、根を八方に広げて植え付けます。今回は根がからみあって、よく観察できなかったかもしれませんが、根の張り具合で、その木の将来がわかります。もう少し慣れてきたら、根を整理して、修正することができるようになりますよ。
また、植え付ける時は、根の元の部分が見えるくらいに、浅くします。日光に当たった根は太りが早くなり、それに合わせて、樹幹も太くなっていきます。
ところで、植え替え作業で、とても大事なことがあります。
苗木の正面から見て、植え付け角度を決めることです。
これが後になって、大きな影響を及ぼします。一度決めてしまった植え付け角度によって、樹木のすべての角度が決まります。樹冠の位置、枝の向き、樹木の形や方向、根張りなどが決まります。特に定植の時には、この程度でいいかなと思っても、何度も確認してくださいね。
樹木の正面のことはご存じと思いますが、念のため。
木には正面と背面があります。
見た目に葉がよく茂って美しい面が正面と思われがちですが、この面は葉表(はおもて)と呼ばれ、木の背面であることが多いのです。
たいていの場合、木の正面は、葉表とは反対側の、幹がよく見える面となります。
あかちゃん苗木にも、正面と背面があります。幹のラインが美しく見える正面がわかりましたか。
接ぎ木にトライしようと思っているものですから・・・・
だけど、少し急ぎ過ぎた様ですね!
木に正面と背面があるなんて!初めて知りました。
ご存知の通り、定植可能な時期は 来年1月以降になってしまいますが、
是非 参考にさせて頂きます。
処で、木の正面と東西南北の関係はどう考えたら良いのでしょうか?
時間のある時にでも教えて下さいね!