子供の夜更かしや食生活の乱れをなくそうと、文部科学省は2006年4月から、「早寝・早起き・朝ごはん」を合い言葉に、朝のラジオ体操や学校での早朝読書会など、子供の生活リズムを改善させる様々な地域活動の支援・推進に乗り出しました。
具体的には、親子での早朝ゴミ拾いやラジオ体操、始業前にパズルやクイズを解く「頭ほぐし運動」など、地域や学校が独自に実施する取り組みについて、文科省がその効果を検証したり、フォーラムを通じて全国に紹介なども行います。2006年度予算案には、1億3000万円を計上しています。
活動の推進母体として、全国の各種30団体などからなる「全国協議会発起人会」を設置しました。
(参考:2006.3.7 読売新聞)
私たちの地域活動も、土・日の午前中におこなっていますが、朝日を浴びて行う、スポーツやお花の手入れなどは、爽やかな一日のスタートを約束してくれます。
又、早起き運動を推進している「早起きサイト」は、早起きの様々な効用を紹介しています。
尚、ECONESSNET(ブログ)のカテゴリ「子供の健康」からでも関連情報を閲覧できます。
(姉妹サイト:「ECONESSNET」より転載)
小中高校生の体力は、走る、投げるなどの基礎的な運動能力は緩やかに向上。
日頃から運動をしていない子供の体力は、ピークとされる1985年度の水準と比べて著しく低下している。
9歳・13歳男女で、現行のテスト項目となった98年度以降、最も高い合計点を記録。
85年度と比べて良い項目は、11歳男女の反復横跳び、13歳男子の50㍍走とハンドボール投げ、16歳男子の50㍍走で、それ以外は依然として低水準。
特に体力の低下が顕著だったのは「1500㍍走」で、16歳男子の平均は6分8秒9で、85年度の記録より約12秒遅かった。
運動しない子供の割合も増えており、同年度との比較で13歳女子が5倍、16歳女子は2.3倍だった。
順天堂大学の内藤久士教授(運動生理学)は、「体力は健康の基本。テレビとの付き合い方を上手にコントロールするなど、保護者は子供が体を動かして遊ぶ環境を作ることが大切」と指摘している。
(参考:読売新聞)
私達の地域の小学校では、1学期に実施したスポーツテストの結果が、全学年の体力合計点が男女とも全国平均と都平均を上回る結果が出たことが発表されました。
これは、体育の授業の増加をはじめ、昨年から開始した「スポーツギネス新宿」、「なわとび週間」や「マラソン週間」、体育朝会などがきっかけとなり、子供たちが進んで運動する習慣が身に付いてきた成果であると考えられています。
10月15日からは、PTAによる「早寝・早起き・朝ごはん」運動として、校庭の早朝開放も行われます。
「スポカル広場」などの地域活動としては、来年3月の「箱根山駅伝大会」へのエントリーを目指して、日頃からの練習に取り組みます。これらが体力作りの底上げの一助になればと願っています。