新宿コミュニティスポーツクラブ活動&スポカル広場&地域協働学校 連携活動

 ~「スポカル広場」(よどよん地域スポーツ文化協議会)の運営協力と、淀四小「地域協働学校」への連携活動を行っています~

2018年 2月14日 「2017年度・全国体力テスト」結果公表~スポーツ庁。

2018年02月07日 | SP・体力・体力調査

 ~小学5年生と中学2年生を対象とした調査~
 体力合計点は、中2男子(↓)以外で向上し、女子は小・中とも08年度の調査開始以降最高となった。
 14年度以降毎年合計点が上昇している女子は、小5で反復横跳びなど4種目、中2でハンドボール投げ(↓)等を除く7種目が過去最高となった。
 スポーツ庁政策課学校体育室は「学校の取り組みが改善されて、基礎的な体力が上がっている」とし、もともと運動する機会が少なかった女子に、学校での取り組みの効果が出たと分析する。
男子では、小中合計で5種目の最高記録を更新した一方、中2男子の握力、ハンドボール投げ(↓)が過去最低となった。
 ボール投げの記録低迷は小中男女に共通する課題で、小5男子のソフトボール投げは、調査開始の08年度から比べると約3㍍短い、22.52㍍だった。
 スポーツ庁の鈴木大地長官は「公園でキャッチボールができないなどの話を聞いている。(安全な)軟らかい球を使うなど、身近でスポーツをできる環境の整備を進めたい」
 と話した。
 
(参考:読売新聞)

 〔地域の取り組み〕新宿コミュニティスポーツクラブ 
 
「投げる力」(主旨編) 「投げる力」(基本編) 「投げる力」(応用編)
                
 

 

 


11月21日 「日本の子供・体力あり」との研究報告~子供の体力に関する国際シンポジウム。

2015年11月26日 | SP・体力・体力調査

 21日、千葉県印西市の順天堂大で「子供の体力に関する国際シンポジウム」が開催されました。
 アジア各国の中学生の体力を比較したところ、距離15メートルのシャトルラン(往復持久走)では、日本の持久力の数値が群を抜いてたかいことが、各国の研究者の間で話題になりなした。
 今年、6月に発表された「アジア8都市・12~15歳計1万1699人対象の調査」では、東京は、全年齢の男女でトップでした。これらの結果について、いろいろな指摘や評価がされています。
 
 日本の体育や部活動のシステムが優れている。
  (東京学芸大 波多野義郎 名誉教授(健康スポーツ科学)

 日本は全国で同じ質の内容を担保する指導要領があるが、外国では州や都市などでばらつきがあり、教師の意欲だけに頼る例もある。
  (早稲田大 友添秀則 教授(スポーツ教育学)

 日本は世界の中では、体育や部活動などの特殊なシステムが体力向上に貢献している。一方、スポーツが校内で完結しており、大人になると続かない。生涯にわたってスポーツを楽しむという面では課題もある。欧州では地域にスポーツクラブが根付き、老若男女がクラブで様々なスポーツを楽しんでいる。
  
(順天堂大 内藤久士 教授(運動生理学)

 ~参考:読売新聞~
 


2015年 子供の運動能力「二極化」~スポーツ庁が調査結果を公表。

2015年10月12日 | SP・体力・体力調査

  体育の日 2014年度調査
 自治体などによる体力向上の取り組みの成果が出て、敏捷性をみる反復横跳びと、腹筋を使う上体起こしは、顕著に伸びています。50㍍走や、持久走も回復傾向にあります。
 低下傾向が見えないのは、ボール投げや立ち幅跳びなどの、特定の筋力より体の使い方が重要とされる項目です。
 順天堂大・内藤久士教授(運動生理学)は、「体力低下に危機感を持った取り組みが底上げにつながってきたが、幼児期から身に付けるべき動きは体育の授業で補い切れず、克服しにくい」と分析しています。 (参考:画像~TBSTV、記事~読売新聞)


2015年 6月19日 日本の「中学生」は、持久力抜群!

2015年06月20日 | SP・体力・体力調査

 日本の中学生は、アジア諸国の同世代と比べて、持久力が抜群に優れている事が分かりました。
 調査は、東京・上海・香港・台北・ソウル・クアランプール・シンガポール・バンコクの8都市で、男女12~15歳の計1万1699人を同じ方法で測定して行われました。
 持久力は15㍍シャトルランで測定、1分間の腹筋運動・握力・柔軟性・体脂肪なども調べました。
 その結果、全年齢の男女で、東京がトップ。特に14歳男子では、東京が2位のシンガポールを大きく引き離し、女子も東京が突出していました。
 データから、学校体育授業や、運動部活動などの活動量の多さが影響したと見られています。
 一方、持久力が有る子供と無い子供の二極化が顕著だったのも日本でした。
  ~順天堂大・鈴木宏哉教授(発育発達学)らの研究~

 波多野義郎・東京学芸大名誉教授(健康スポーツ科学)は「諸外国は学校体育の取り組みに日本と差があり、日本の体育授業が優れているとも言える。日本は、部活動でスポーツをやる子が数値を上げている」と分析しています。

 地域の新宿西戸山中学校では、熱心な指導により陸上競技が盛んで、男女とも全国駅伝大会に出場するなどの成果を上げています。


2013年 10月22日 朝遊び・福井県~「全国体力テスト」で常に上位。

2013年10月29日 | SP・体力・体力調査

 福井県の昨年度の「文科省・全国体力テスト」では、小5男女が8種目中「50㍍走」・「立ち幅跳び」など6種目でトップとなり、合計点が4年連続首位に。中2の女子が3種目、男子が2種目で首位だった。
 文科省の体力テストは、小5・中2を対象に抽出しますが、福井県教委は小4以上の小中高生全員に実施。各校は県平均と比較し、対策をまとめる。また、県教委は持久走と縄跳びの記録上位者も公表している。
 県教委の担当者は、「体力トップ県を支えるのが幼児期の活発な遊びで、幼稚園と小学校の子供が一緒に遊ぶ縦割り活動に効果がある」と話しています。
 縦割り活動は、市内各校で盛んで、持久走や遠足にも園児が参加する。
 (参考:2013.5.17 読売新聞)
10月24日、新宿区・淀四小で行われた「研究発表会」~運動の楽しさから生きる力の育成へ~には、福井県教育庁より義務教育課指導主事の方が参加し、熱心に受講されていました。


2013年 3月23日 臨時 文部科学省が、「全国体力テスト」の結果を公表。

2013年03月23日 | SP・体力・体力調査

Dscf6637_3  2012年度の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」は、小学5年生と中学2年生を対象にして行われました。

 体力テストの表は、50㍍走、ボール投げなど8種目を実施し、結果を点数化したものです。

 合計点数は、小5男女は08年度以降、横ばいです。中2男女は前回をわずかに上回りましたが、全体の体力水準は、ピーク時の1985年頃と比べると依然低い状態です。

 今年度の調査では、女子が運動する時間の「週7時間以上」と「60分未満」の二極化が顕著に表れました。

 分析を担当した東京大学の浅見俊雄名誉教授(スポーツ科学)は、「運動は『苦手』『疲れる』と感じている小学生が多いことには問題がある。地域、学校、家庭が積極的に、幼児期から体を動かす楽しさを教えることが大切だ」と話しています。


2012年 10月8日 「体育の日」~文部科学省が「2011年度・体力、運動能力調査結果」を公表。

2012年10月10日 | SP・体力・体力調査

 小中高校生の体力は、走る、投げるなどの基礎的な運動能力は緩やかに向上。

 日頃から運動をしていない子供の体力は、ピークとされる1985年度の水準と比べて著しく低下している。

 9歳・13歳男女で、現行のテスト項目となった98年度以降、最も高い合計点を記録。

 85年度と比べて良い項目は、11歳男女の反復横跳び、13歳男子の50㍍走とハンドボール投げ、16歳男子の50㍍走で、それ以外は依然として低水準。

 特に体力の低下が顕著だったのは「1500㍍走」で、16歳男子の平均は6分8秒9で、85年度の記録より約12秒遅かった。

 運動しない子供の割合も増えており、同年度との比較で13歳女子が5倍、16歳女子は2.3倍だった。

 順天堂大学の内藤久士教授(運動生理学)は、「体力は健康の基本。テレビとの付き合い方を上手にコントロールするなど、保護者は子供が体を動かして遊ぶ環境を作ることが大切」と指摘している。

 (参考:読売新聞)

 私達の地域の小学校では、1学期に実施したスポーツテストの結果が、全学年の体力合計点が男女とも全国平均と都平均を上回る結果が出たことが発表されました。

 これは、体育の授業の増加をはじめ、昨年から開始した「スポーツギネス新宿」、「なわとび週間」や「マラソン週間」、体育朝会などがきっかけとなり、子供たちが進んで運動する習慣が身に付いてきた成果であると考えられています。

 10月15日からは、PTAによる「早寝・早起き・朝ごはん」運動として、校庭の早朝開放も行われます。

  「スポカル広場」などの地域活動としては、来年3月の「箱根山駅伝大会」へのエントリーを目指して、日頃からの練習に取り組みます。これらが体力作りの底上げの一助になればと願っています。