保育園や幼稚園の子供たちが、森で拾ったドングリをプランターに植え、3年目に森に植樹する取り組みです。この運動は、「自然暮らしの会」(東京)など複数の民間団体が協力して進めています。新年度は、全国50か所で実施することを目標にしています。森に出かける時は、事前に説明会を開き、専門のインストラクターも同行します。
「自然暮らしの会」事務局長の清水英二さんは、「生きる力を養うためにも、幼児の時代に理屈抜きで自然とふれ合う体験をしてほしい」と話しています。
この運動を体験した、千葉県船橋市二和ひつじ幼稚園園長の高橋裕介さんは、「森の中で遊ぶのが心地よかったのか、子供たちから自然と歌が生まれ口ずさんでいました。1回きりのイベントではなく、木を育てるという継続性が魅力」と言っています。
この運動の推進に協力している、東京のアートディレクター・水谷孝次さんは、観察用のグッズ等を作製・販売し、売り上げを「森づくり活動」の費用に充てています。又、水谷さんは人々の笑顔を撮影する「メリー(幸せ)・プロジェクト」という活動もおこなています。森づくりに参加した子供たちの笑顔も撮影しています。「自然の営みに触れることで、子供たちの心が元気になれば」と話しています。
(参考 2007.1.5 読売新聞)
私達は東京・北新宿の小学校を拠点に地域コミュニティ活動を行っています。学校には少しですが木が植えられています。花壇もあります。ミニ田んぼやミニ・ビオトープもあります。校庭の片隅みに腰を下ろして眺めていると、「ここも里山かな」と思うことがあります。少ない緑の環境でも、みんなで手入れをすれば、もっと心休まる空間になるのではないかと思っています。