Ambivalent Blog

e-Tetsuによる「アート」と「釣り」の生活誌

ユーティリティー・コンピューティングで更にITの仕事が減る

2004-12-17 | ◆ビジネス
Information Week誌が、ガートナーのアナリストのコメントを引用して、ユーティリティー・コンピューティングによって更にIT関連の雇用が減るだろうと予測している。

"Utility Computing Will Eliminate IT Jobs, Study Says", Information Week, Dec. 14, 2004

アウトソーシングの進展とインド・中国の躍進により、米国においてITを専攻する学生が大幅に減っているという。しかし、この記事では、ユーティリティー・コンピューティングの進展で、それが更に促進されると予測している。これは、ユーティリティー化の技術の要素として研究されている自律型のテクノロジーによって、更に人間によるシステム運用の手間が削減されることを言っているのであろう。

記事では、製造業の辿った道になぞらえて、IT業界の将来を悲観することはないとしている。確かに、製造業における単純労働が機械に置き換えられることで製造業そのものの魅力が減じたとは言えない。ITにおいても単純なプログラミングやシステム運用から開放されることは、単なる雇用の減少と見るよりは、より魅力的な仕事が増えることと見るべきだろう。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (畔上文昭)
2004-12-17 22:05:23
インド・中国の躍進により、将来は単純なプログラミングが日本やアメリカに帰ってきたりして・・・・。



ITに限定すれば、日本やアメリカにだけ、魅力的な仕事が増えることになるだろうか。「米国においてITを専攻する学生が大幅に減っている」というのは、その解かもよ。

返信する

コメントを投稿