Ambivalent Blog

e-Tetsuによる「アート」と「釣り」の生活誌

SUNとJAVA。オープン・スタンダードが本当のオープンになったとき。

2004-06-29 | ◆ビジネス
SUNのJAVAへの影響力が低下しているらしい。オープン・スタンダードをビジネス化する時には、そのスタンダードのコントロールは常に握り続ける必要がある。しかし、SUNは徐々にそのコントロールを失いつつあるようだ。

JAVAはオープン・スタンダードとして名を馳せたが、マイクロソフト陣営との互換性は無かった。しかし、Web Services技術の進展はその垣根を解消しつつある。インターオペラビリティの実現によって、JAVAはさらにオープンになったとも言える。しかし、それによってJAVA陣営は共通の敵を見失い失速している感がある。Web Servicesというオープン・スタンダードに積極的なのがSUNではなく、むしろマイクロソフトだというのは皮肉な話だ。

HPのItaniumという選択は正しかったか?

2004-06-29 | ◆ビジネス
HPがItaniumチップへの期待を押さえにかかっているようだが、果たして当初Itaniumを選択したことは正しかったか? 当初これはIntelのUNIXチップ・マーケットへのスタンダード化の挑戦であったし、HPにとってはUNIXチップ開発コストの低減であった。

しかし、主戦場はUNIXから徐々にPCサーバーへ移行しつつあり、UNIXマーケット自体の成長が止まっている現実がある。HPにとってはコスト削減とマーケット維持の点で一定の効果があったのではないか。ただ、IntelにとってUNIXチップのコモディティ化はまだ先か。