それでも企業側のインスタント・メッセージ管理のニーズは大きい

Yahooが企業向けIMサービスを停止したが、その一方でInformation Week誌にはフリーのIMサービスを従業員が利用し続けることの危険性を指摘する記事が掲載されている。

Yahooの企業向けサービスの停止は、ニーズが無いからではなく、むしろニーズの高度化に応じきれなくなったからなのかもしれない。

インスタント・メッセージ：Yahooが企業向け中止

Yahooが企業向けのＩＭサービスを中止した。企業向けのビジネスモデルとコンシューマー向けのビジネスモデルが予想以上に大きいことが明らかとなった形だ。ビジネス顧客はディマンディングで個別にカスタマイズされたサービスを求めてくる。他社との差別化を図るためにはそのニーズに応えられなくてはならない。従って、ビジネス向けのサービスでは、コンシューマー向けとは異なるリソースやスキルが求められるわけだ。

同じインスタント・メッセージングのソフトウェアが基盤となるが、そこから得られるシナジーは、求められるサービスの相違によって打ち消されてしまうということであろう。