社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

中華航空機事故

2007-08-21 09:01:46 | 日常
昨日の那覇空港の映像は衝撃的でした。
炎上する航空機。
事故を起こしたのは中華航空のボーイング737-800です。
この機種はボーイングの最新鋭機です。
日本の航空会社でも採用されている機体で、
JAL.ANAでも使用されています。

この事故原因については、詳しい調査結果を
待たないと判明しませんが、
問題なのは、中華航空という航空会社です。
この会社は、この13年の間に200人以上の
死亡事故を3回も起こしています。
この件数は他のメジャー航空会社に比較しても
格段に多い数字です。
例えばJAL.ANAが過去13年間に死亡事故を1件でも
起こしていますか?
安全で有名なオーストラリアのカンタス航空は
過去50年以上も死亡事故0です。

何故、事故が起こるのか?
大きな事故の背景には何十の小さな事故
何百の些細なトラブルがあると言われています。
中華航空では何千ものトラブルがあったと推測されます。
それについて、事故防止の危機管理が行われていたか?

事故の多い会社と少ない会社の違いは?
結局は会社の経営方針、安全への取り組み方が
大きな要因です。
どんなに最新鋭の飛行機を飛ばしても
それを整備、運行するのは「人」です。
それを管理・監督するのも「人」です。
その全てを発信するのは経営のトップです。
トップが明確な考えを示し、その考えが伝われば、
大きな事故は防げるでしょう。

中華航空は国営会社であり、そのトップも
短期間で交代を繰り返しています。
根本的原因はそこにあるのではないでしょうか?