巨人の上原浩治投手(31)が25日、阪神14回戦(甲子園)で今季6勝目を挙げ、通算100勝を達成した。191試合目での100勝到達はドラフト制導入以降、今年6月16日に達成した松坂(西武)と並ぶ最速タイ。通算100勝はプロ野球121人目。上原の初勝利は1999年4月13日の広島戦。
感慨深かった。プロ入り8年目で迎えた通算100勝目。上原は、目を細めて甲子園のスタンドを見渡しながら、つぶやいた。「阪神ファンばっかりやけど、この観客の中でやれてよかった」。
大阪出身の上原にとって思い出がいっぱい詰まった球場だ。「小さい時から阪神ファン」で、プロ野球観戦といえば甲子園だった。小学生の時にはバックネット越しから掛布に声を掛けた。近寄ってきてくれた“ミスタータイガース”にタッチして大感激したことは、今でも一番の少年時代の思い出だ。
「特別なものを感じる」という甲子園で、阪神打線を直球とフォークでほんろうし七回途中まで2失点に抑えた。2点を追う七回二死からは、自ら右前安打で出塁し、相手の失策で本塁に生還して逆転のきっかけをつくった。
8月6日に99勝目を挙げてから2試合足踏み。ドラフト制後の単独での最速100勝利到達は逃した。西武・松坂に並ぶ191試合目での最速タイ記録に「怪物と呼ばれる人と並ぶのは幸せです。大輔(松坂)も抜かれなくてよかったんじゃないですか」。今でこそこう言えるが入団1年目は違った。
松坂と同じ98年入団。高校時代から全国的にも知名度があるゴールデンルーキーに比べ、自身は当時の中央球界では無名だった大体大から巨人に入団。歩んできた道のりも違う。「1年目は比較してほしくなかったけどずっと比較されている。そういう意味では差し引きなし(ゼロ)かな」と胸を張った。
「次は101勝です。1つ1つの積み重ねですから」と上原。節目の記録に到達した“雑草魂”はこれからもコツコツと白星を積み上げていく。
上原 コツコツ重ね最速タイ100勝
上原、100勝おめでとう♪
これからも巨人のエースとしてチームを引っ張ってくれ。
感慨深かった。プロ入り8年目で迎えた通算100勝目。上原は、目を細めて甲子園のスタンドを見渡しながら、つぶやいた。「阪神ファンばっかりやけど、この観客の中でやれてよかった」。
大阪出身の上原にとって思い出がいっぱい詰まった球場だ。「小さい時から阪神ファン」で、プロ野球観戦といえば甲子園だった。小学生の時にはバックネット越しから掛布に声を掛けた。近寄ってきてくれた“ミスタータイガース”にタッチして大感激したことは、今でも一番の少年時代の思い出だ。
「特別なものを感じる」という甲子園で、阪神打線を直球とフォークでほんろうし七回途中まで2失点に抑えた。2点を追う七回二死からは、自ら右前安打で出塁し、相手の失策で本塁に生還して逆転のきっかけをつくった。
8月6日に99勝目を挙げてから2試合足踏み。ドラフト制後の単独での最速100勝利到達は逃した。西武・松坂に並ぶ191試合目での最速タイ記録に「怪物と呼ばれる人と並ぶのは幸せです。大輔(松坂)も抜かれなくてよかったんじゃないですか」。今でこそこう言えるが入団1年目は違った。
松坂と同じ98年入団。高校時代から全国的にも知名度があるゴールデンルーキーに比べ、自身は当時の中央球界では無名だった大体大から巨人に入団。歩んできた道のりも違う。「1年目は比較してほしくなかったけどずっと比較されている。そういう意味では差し引きなし(ゼロ)かな」と胸を張った。
「次は101勝です。1つ1つの積み重ねですから」と上原。節目の記録に到達した“雑草魂”はこれからもコツコツと白星を積み上げていく。
上原 コツコツ重ね最速タイ100勝
上原、100勝おめでとう♪
これからも巨人のエースとしてチームを引っ張ってくれ。