ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

みずほコーポレート銀行ドバイ支店 開店披露パーティー

2008年01月23日 23時59分00秒 | ビジネス
1月23日の晩は、みずほコーポレート銀行ドバイ支店の開店披露バーティーによばれて、社用車を自分で運転してバージュ・アル・アラブに出かける。夜のバージュ・アル・アラブに入るのは始めてだ。バージュ・アル・アラブのセキュリティゲートはこれまですんなり通れた試しがない。今日はどうかと思ったが、招待状をみせたらIDをチェックすることもなく通してくれ驚いた。

バージュ・アル・アラブの最上階にある会場のアル・ファラク・ボールルームはオーディトリアムになっていて、収容人数は200名、今夜の出席者は180名程度と聞いた。この日にアブダビでエネルギー関係の大きな催しがあったと聞くが、アブダビからの参加者も多かった。ただ、会場の収容能力の関係で1社あたりの招待客を絞ったらしく、そのためか女性は数えるほどしかいない。

ホストの齋藤頭取のスピーチは、日本語ながら、ウィットに富んで面白かった。ドバイを中東の金融センターにしようと目論むムハンマド首長(当時まだ皇太子)が数年前に各国の金融機関の代表者を集めて話を聞いたことがあり、そこで出された大盛のキャビアを食べドバイ進出を決意した、というエピソードを披露して会場を沸かせた。

ドバイでは、数年前までは総領事館主催の賀詞交換会というものもあったらしい。だが、天皇誕生日祝賀会のコストが在留邦人が増えてふくらんだため、やらなくなったと聞く。この日は、新年初めて顔を合わせる人も多く、さながら賀詞交換会のようだ。

これで、日本の3メガバンクの内、SMBC、みずほの2行がドバイ・インターナショナル・ファイナンシャル・センター(DIFC)に進出を果たしたことになる。残る三菱東京UFJ銀行にもDIFCからライセンスは下りていて、建設中のビルの完成を待つばかりだが、これに時間がかかることは当地での常識になっている。この日、在ドバイ総領事の乾杯挨拶でも、三菱東京の開店披露パーティーを示唆するコメントがあり、プレッシャーをかけていた。

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