ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

世界一高い旗竿がバクーに

2008年08月16日 22時31分45秒 | ビジネス
ガルフニュースに、旗竿の高さでギネスブックの記録を更新してきた会社が紹介されている。トライデント・サポート(Trident Support Corporation)という会社で、米国で設立され、ドバイのジュベル・アリ・フリーゾーンに本社がある。

この会社、アブダビの123メートルを皮切りに、ヨルダンの首都アンマンの127メートル、アカバ132メートル、そしてトルクメニスタンの首都アシュガバートの133メートルと、旗竿の高さの記録を次々と更新したきたということだ。次のプロジェクトは、アゼルバイジャンの首都バクーに建てる予定の162メートルの旗竿という。アブダビとアンマンの旗竿は、私も自分の眼で見ているが、そう言われてみなければ歴代の高さ世界一とは思いつかない。

ヨルダンを除けば、いずれも石油や天然ガスなどの天然資源が豊富な国であることが興味深い。天然資源の高騰で得た金の使い道として為政者が考えることは、どの国でも似たり寄ったりということなのだろう。

旗竿世界一の争いの場は、中東から中央アジア方面に移っているようだ。カタールやオマーンなど湾岸諸国も興味を示しているというから、旗竿世界一の座が中東に戻ってくる可能性はある。

建物の高さで世界一を争うのに比べれば、旗竿は短期間で構築でき、とりあえずギネスブックに載りたいという欲求を満たすのにはちょうどよいのかもしれない。

最新の画像もっと見る