綾乃さんは、ジャンルによっては本を読むのにとても、
文字の間に多くの想像の世界を広げることもあって、
時間がかかることがある。
科学書のように事実や現象がそのまま書かれてるものはともかく、
心象風景描写や、情景の描写にこだわりのある文章は、
その“様”を彼女なりにいろいろと思い浮かべて
想像したり、時には妄想?したりして楽しむこともあるようだ。
そんな時は、同じ場所を行きつ戻りつ、
何度も繰り返してついつい“楽しんでしまう”らしい・・・
しかし、今綾乃さんが呼んでいる本は、
かなり“スムーズに読む”のが大変な本らしく・・・。
で、本を読むこと自体がいやにならないようにと、
ふと目にとまったオークションに出品されていた
うさぎ柄の単行本サイズのブックカバーを落札して買ったのだそうだ。
手元にすぐにその品が届いてきて、
さっそく付けて読んでいるとか。
が、綾乃さん曰く、
そのブックカバーの出来がとても素晴らしいのだと。
なんでも出品者の方とのやり取りで、
コンピュータをしないお母様が趣味で作っている作品を、
息子さんが母の生きがいが、わずかなお小遣いになり、
孫たちとの楽しい時間や会話につながればいいので、
いわゆる店舗やプロとして作品を出している形と違うことを
それとなく書いてくれたらしい。
だから、何時、どんなタイミングで、作品ができるかわからないし、
同じものは一つもなくて、
作者のなかの“マイブーム”から、その時の作品がある日、完成するのだとも。
綾乃さんは、気にいた2点を合計1,000円で購入したのだそうだが、
その丁寧な作りと、配慮の行き届いた仕様に1つ500円という値段では、
安すぎるというか、欲の無さをも感じたのだそうだ。
しかし、それらの作品ができてくる上での制作者の心の過程を
かいま知ったことで、
そうか、そういうことなんだ・・・とある種納得もしたのだそうだ。
音楽業界も、CDが売れなくなって大変だということは、
色々なところで耳にするけれど、
作品に込めた思いと流通システムという業界的な手法によって付けざるを得ない
値段とが、必ずしもニアリーイコールとは言えない今日、
いくらで大事に作った作品を世に出すかという際に、
安かろう悪かろう・・・とか、
高いから高品質・・・とは限らない昨今、
“作り手の心意気がちゃんと作品に命を吹き込む作品作り”を
これからも大事にし続けるべきだとは思う。
そんなの理想だよ…という人がいるかもしれないけれど、
ものを創るうえで、決して手抜きをしてはいけないことがあること、
日本人は、知っていてと思うんだけどなぁ・・・
文字の間に多くの想像の世界を広げることもあって、
時間がかかることがある。
科学書のように事実や現象がそのまま書かれてるものはともかく、
心象風景描写や、情景の描写にこだわりのある文章は、
その“様”を彼女なりにいろいろと思い浮かべて
想像したり、時には妄想?したりして楽しむこともあるようだ。
そんな時は、同じ場所を行きつ戻りつ、
何度も繰り返してついつい“楽しんでしまう”らしい・・・
しかし、今綾乃さんが呼んでいる本は、
かなり“スムーズに読む”のが大変な本らしく・・・。
で、本を読むこと自体がいやにならないようにと、
ふと目にとまったオークションに出品されていた
うさぎ柄の単行本サイズのブックカバーを落札して買ったのだそうだ。
手元にすぐにその品が届いてきて、
さっそく付けて読んでいるとか。
が、綾乃さん曰く、
そのブックカバーの出来がとても素晴らしいのだと。
なんでも出品者の方とのやり取りで、
コンピュータをしないお母様が趣味で作っている作品を、
息子さんが母の生きがいが、わずかなお小遣いになり、
孫たちとの楽しい時間や会話につながればいいので、
いわゆる店舗やプロとして作品を出している形と違うことを
それとなく書いてくれたらしい。
だから、何時、どんなタイミングで、作品ができるかわからないし、
同じものは一つもなくて、
作者のなかの“マイブーム”から、その時の作品がある日、完成するのだとも。
綾乃さんは、気にいた2点を合計1,000円で購入したのだそうだが、
その丁寧な作りと、配慮の行き届いた仕様に1つ500円という値段では、
安すぎるというか、欲の無さをも感じたのだそうだ。
しかし、それらの作品ができてくる上での制作者の心の過程を
かいま知ったことで、
そうか、そういうことなんだ・・・とある種納得もしたのだそうだ。
音楽業界も、CDが売れなくなって大変だということは、
色々なところで耳にするけれど、
作品に込めた思いと流通システムという業界的な手法によって付けざるを得ない
値段とが、必ずしもニアリーイコールとは言えない今日、
いくらで大事に作った作品を世に出すかという際に、
安かろう悪かろう・・・とか、
高いから高品質・・・とは限らない昨今、
“作り手の心意気がちゃんと作品に命を吹き込む作品作り”を
これからも大事にし続けるべきだとは思う。
そんなの理想だよ…という人がいるかもしれないけれど、
ものを創るうえで、決して手抜きをしてはいけないことがあること、
日本人は、知っていてと思うんだけどなぁ・・・
渋谷区神宮前、東郷神社をぬけたところに風呂敷専門店『むす美R』がある。女主人の山田悦子さんは「包み布の生活文化圏は世界にも多くありますが、日本の風呂敷ほど実用性、デザイン性に富み、作法まで備えたものは他に例を見ません。日本独特の美しい感性や、日本人の心が隠されているのです。」と述べている。また「「和」の文化に秘められた“ていねいな暮らし”“心豊かな日常”“心を込める楽しさ”を現代のライフスタイルにもっと活かし、もっと楽しんで頂けることをめざしてハードとソフトの両面からご提案してまいります」。とも。 昨年、ブラジル移民100年を記念イベントで彼女は「ふろしきのワークショップ」を開催。海を越えて、空を飛んで地球の反対側まで行ったそうだ。