アヒルのミューズ~LOHASの森~

アヒルのミューズが棲む
“LOHASの森”から発信するブログ

盛岡と山田町へ行ってきます

2011-04-27 | 東日本大震災関連
28日~30日、
新幹線は、残念なことに29日から全線開通予定。
飛行機の花巻便も満席で取れず、
結局、またまた走行距離1000キロを超える、
強行軍な車での慰問コンサートに行ってきます。


要請を受けて今度伺う先は、
まず盛岡の繋温泉の宿に避難している方々のところに。
そして、2日目は、盛岡から車で3時間ほどかかる(らしい)山田町の小学校2か所での
コンサートです。

被災地慰問コンサートについては、
いろいろな考え方があるようだけど、
気にしていたら、
何もできなくなってしまうかもしれない。
たとえ一人でも楽しみに待っていて下さる方がいるのなら・・・
と、綾乃さんは、日頃のコンサートと何一つ変わらずに
今ひたむきに準備を進めているようだ。

何がそこまで綾乃さんを駆り立てるのか・・・。
たぶん、綾乃さんが
歌い手の世界に入る決断につながった
島根県隠岐の島の高齢者施設でのコンサートの時と
同じものを感じているからなのだろう。

たった二人の終末医療を受けていた高齢者の為に
親友と機材を持参で向かった人口400名足らずの島に着くと、
待ってましたよとたくさんの人が出迎えてくれた
いい意味で期待を裏切る島をあげてのコンサートとなった日のことを、
彼女は一生忘れないと心に誓っているからなのかもしれない・・・。

どんなに想いを巡らせて準備を重ねて現地に臨んでも、
被災者の方々そのものの気持ちは、決して同じようには理解ができないし、
正直なところよくわからないからこそ、
日頃のコンサート以上に、難しいと本音とともに不安も少し・・・。

今の時期、被災者の人にとって、本当に必要なものは、
もっと別なものなのかもしれない・・・と綾乃さんの自問自答は続く。

それでも、
何もできなかったかもしれないと
心打ちひしがれたとしても、
地元の人たちのつらい時期の心のアルバムの小さな一枚の写真になれば、
それでいいのかもしれない。
その写真の色がたとえすぐに色あせてしまっても、
それでも、今できることを
とにかく頑張ってやってみようと決めた綾乃さんは、
地元の人たちと一緒に歌える民謡を、
出発直前の今、練習している。

耳には聞こえない声援や、
直接触れるわけではない「行ってらっしゃい!」とポンッと
背中を押してくれている手を
心の糧に、ぼくも、
綾乃さんと一緒に、2度目の被災地へ行ってきます。

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ちょっと遅れたけれど、4月2日の観桜会の報告

2011-04-25 | “綾乃ひびき”さん
4月2日に、東京杉並にある龍光寺で行われた
「観桜会」の様子から、
ちょっとどころか、随分遅くなりましたが、
当日のショットを、友人のプロカメラマンより頂いたので、
報告がてらに、掲載します。


京都在住の尺八演奏家:三好芫山先生の東京後援会主催で
催された観桜会で、
箏2枚、十七絃、尺八のメンバーで、
古今の日本の歌を歌った綾乃さんです。

古い曲?
はい、さかのぼることその歴史は平安時代中期ともされる
「越天楽」の歌詞の付いた「越天楽今様」に始まり、
京都竹田地方で歌われていた「竹田の子守唄」など、
いつもの洋装とはちょっと違って、
古式ゆかしき風ないでたちで、
檜扇を持ち登場した綾乃さん。

お寺の本堂前での演奏だったため、
木の階段を数段下りて、
赤い毛氈に降り立ったその時、
客先のおば様数名から、
「かわいい!」と黄色い声援がかかるハプニング

尺八の大師範の称号を持たれる三好先生は、
思わず、
「えらいこっちゃ!」と
マイク片手に一言。

もう恥ずかしかったの何のって・・・・
と、綾乃さん。

ということで、変身した当日の歌い姿と桜のショットを
1枚。

余震もまだときどきあった春の日、
境内のたくさんの桜の木の中で、
美しく桜の花を咲かせてくれた木は、
不思議なことに、
お客様の真上を覆う桜の大木1本だけという
印象深い一日でした。


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三越劇場チャリティコンサートご来場御礼

2011-04-20 | 東日本大震災関連
先週末の4月16,17日の二日間、
日本橋三越6Fにある「三越劇場」で、
日本子守唄協会が主催する
「東日本大震災復興祈念チャリティコンサート」が行われました。
歴史と風格を感じさせる三越劇場に、
開場予定時間の1時間ほど前からお客様が集まり始め、
予定を繰り上げての開場となったようです。


ご多忙の中、二日間ともたくさんの方がお越し下さり、
出演者の一人として、心より御礼申し上げます。
と綾乃さん。

その綾乃さんの当日の衣装は、
珍しく着物姿。
まだステージでは、そんなにたくさん着物姿での
登場がない綾乃さんですが、
楽屋でのワンショットから、
ちょっとだけご紹介。

へっ?
他の写真に比べて、綾乃さんの着物ショットの掲載写真が、
随分と小さいって?
だって、なんか照れくさいもの・・・
という綾乃さんの意向を尊重してのサイズになりました。
悪しからず。
コメント (1)
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被災地へ祈りを込めて~気仙沼編

2011-04-14 | 東日本大震災関連
先の最大余震直後の4月8日~9日、
現地の要請も受けて慰問コンサートのチームのメンバーとして
1泊2日で1,000キロをまわってきました。


7日の夜、出発を控えてのあの最大余震で、
東北自動車道は通行止めとなり、
予定通り気仙沼へ発つべきか検討した結果、
翌8日早朝4時の時点で、
白河ICまでは開通したことを確認し、
順次不通区間が短くなることを祈りつつ、
とにかく今回のメンバーが集まった浅草橋を出発することになりました。
万が一、不測の事態には無理は可能な限りせず、
場合によっては、途中で引き返すことでの出発を選択したのです。

夜明けの東北自動車道は、
余震の直後ということもあり、
走っている車は、ほんのわずか・・・。


そして、そんな中で目についたのが、
自衛隊の何台にも及ぶ災害救援車両の列でした。

見えないところで、本当にたくさん被災地のために頑張ってるんだな・・・と
改めて感じました。

トイレ休憩のために
那須高原のパーキングエリアに立ち寄ったのですが、
余震で停電地域が拡大し、サービスエリア内のトイレは、
水が流れず、臨機応変さをまず試されました。




そして、被災地へと今まさに向かっていることを
感じました。
そして、この時、まだ気が付いていなかったことがあったのでした。
それは停電のため、給与所にガソリンがあっても、
給油ができないこと・・・
東北自動車道のサービスエリアは、
ガソリンの給油ができない状況にあったのです。

福島県内を通過し、東北自動車道は、仙台のすぐ先の古川ICまでは、
なんとか通行ができました。

仙台市内に入り、現地サポータの協力で、
ガソリン携行缶で20Lだけ緊急給油をして頂き
地割れや信号機がつかない大渋滞の一般道を、気仙沼へと向かいました。
震度6強の仙台若林地区付近は、
橋の前後に段差ができて通行不能だったり、

本震による家屋倒壊に拍車がかかった家も見られました。



そして、夕方4時、ざっと12時間かかって気仙沼に到着しました。
最初の慰問先のお寺は、市内のかなり奥の高台にあり、
今年できたばかりの浄念寺というところでした。
真新しいお寺の建材と、
津波の後3日間焼け続けた市内の状況との落差が、
とても異様な光景に思え、またなんともいえない切なさを感じました。


お寺の本堂には、家を失った被災者の皆さんが、
待っていて下さいました。

お寺の前には、猫も出迎えてくれて、
同行メンバーのひとりのハーモニカ奏者:斉藤寿考先生は、
自宅で猫を飼っていらっしゃるとのことで、
なんとカバンの中から、キャットフードをおもむろに取り出して、
猫に早速餌を与えていたのが、印象的でした。



ようやく復旧したばかりの電気が、
7日夜の最大余震で再び、停電。
その為、コンサートは急遽音響機材なしの、
ハーモニカ伴奏のみで、マイクなしでの歌唱とあいなりました。

もう1箇所訪れた中学校の避難所でも、
大きな体育館の真ん中に立ち、
すべての被災者の方に聞こえるように
360度向きをときどきかえながらの演奏で頑張りました。

共に、歌って下さる方、
たちのところにまで、でてきて、
一緒に歌うおばあちゃんや、
アカペラの子守唄や童謡唱歌に涙される方・・・・
ただ、ただ、出来ることは、心をこめて歌い演奏することだけでした。

たぶん、3月11日からずっと続いている「緊張」や「不安」によって、
感情を顔や表に出さないでたくさん頑張っている方が多かったのだと思いますが、
演奏終了後、何か少しでも役に立てたようで、
何人もの人が、玄関まで見送りに来て下さいました。


震災から1カ月。
いまだに、焼けた匂いがするがれきの山の中には、
多くの行方不明者がいることを目の当たりにして、
言葉になりませんでした

今回の慰問メンバーで、運転手ほか現地とのコーディネートほか、
尽力して下さった東京練馬の浄土宗のお寺のご住職は、
がれきの山に向かって、手を合わせていらっしゃいました。

ニュースや、新聞ほかで多くの写真をご覧になっていることと思います。
現地の写真の一部を掲載するとともに、
犠牲になられた皆様のご冥福を心から祈りたいと思います。

*走行中の車中より撮影したものなので、ピンがボケていたり、
見にくい写真も多いのですが、ご了承下さい。


























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気仙沼での慰問コンサートに行ってきます

2011-04-07 | 東日本大震災関連
現地からのメンタルサポートに是非音楽をという要請を受け、
明日、早朝東京を発ち、
被災地のひとつ、宮城県気仙沼市へ慰問コンサートに
音響機材持参で綾乃さんと行ってきます。

これまでにも、被災地支援のコンサートをいくつか経験している綾乃さんですが、
今回は、とにかく現地に赴いてみないと
わからないことがたくさんありそうだと、
少しの不安を感じているようだ・・・


音楽の、そして歌の力を信じて、
とにかく、頑張って行ってきます。

無事に、使命を果たして
戻った後、
このブログで、報告ができるといいな・・・

では、
行ってきま~す
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2011年目黒川桜の情景から

2011-04-06 | ミューズのある日のアヒル日記
こんにちは
今日は、綾乃さんの事務所近くの目黒川の桜の情景写真を
お届けします。

ぐぁぐぁ、言わずに、
とにかく写真を、沢山アップしたので、
目黒川を散歩してる気分に少しでもなってくれたら
嬉しいな


























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東日本大震災チャリティコンサートのお知らせ

2011-04-04 | 東日本大震災関連


★東日本大震災復興祈念コンサートに応援アーティストのひとりとして出演致します。

お時間ございましたら、是非お運びください。

  日 時:2011年4月16日(土)、
           4月17日(日)の2日間

  時 間:各 開場:午後12時30分
        開演:午後1時~午後5時まで(節電も考慮)

  場 所:三越劇場(東京:日本橋 三越本店 6F) 地図のご案内


入場料:無料(当日入口に設置の支援金受付箱に御協力を頂ければ幸いです)

      被災地に向け以下の物を1点ご持参ください。
      ・女性、男性、子どもの下着 ・マスク
      ・ホカロン ・ガーゼ ・粉ミルク ・うめぼし

  主 催:日本子守唄協会
  共 催:日本民族音楽協会
  協 力:株式会社オスカープロモーション
      ブルーレディオ・ドットコム

詳細は、こちらをご覧ください。http://www.komoriuta.jp/ar/A11040101.html
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