2011WorldCup(Dubai)3~ドバイワールドC/シーマC回顧~光った二人の好プレイ!
何度見ても、その快挙に酔いしれる今年のドバイワールドC。とりわけ、ヴィクトワールピサに騎乗したイタリアン、ミルコ・デムーロ騎手は、ありえない競馬をしたというべきだろう。スタートがあまり良くなくて、前半は最後方。それが、向こう上面でスルスルとあがっていき、なんと先頭をうかがうポジションまで押し上げてきた。まるで、春の天皇賞のディープインパクトのような競馬。いや、これだけの大一番の舞台でやってしまったのだから、恐れ入るね。サッカーでいえば11二人全員を抜き去るはなれわざだろう。実は、この人馬、有馬記念でも似たような騎乗をしている。三角手前で動いて、やはり一瞬先頭にたっている。今回も似たような騎乗というべきか。デムーロ騎手も、ペースがおそいとみるや、一瞬で判断をくだしたのだろう。その判断力や決断力の速さは日本人にないものだろう。見習うべきかと
2着のトランセンドと藤田伸二騎手も鯛魚を逃す。途中までは、絶妙のペースで逃げていた。~が逃げをうつとペースのコントロールが実にうまい。真骨頂だろう。相手がデムーロ騎手でなかったら、勝っていたかもしれない。素晴らしい競馬をしてくれた。ヴィクトワールピサとトランセンドは、今後が非常に楽しみ。大きな野望を持つことができる
反対に8着に終わってしまったブエナビスタ。今回は、イギリスの天才ライアン・ムーア騎手との初コンビだったが、マイナスと出てしまったか。オールウェザーがあわなかったのかもしれないし、ここまでの疲れが出たのかもしれない。それと、牝馬なだけにそろそろ衰えもきたかも。いずれにしろ、お疲れさまといってあげたい
シーマクラシックのルーラーシップとクリトフ・スミヨン騎手は、見せ場はあったが、最後力尽きて6着に終わった。道中、かかったのか、はやめに先頭にたつ果敢な競馬をしたが、力を消耗してしまったか。まだまだこれからの馬。若さが出たし、いい経験になったはずだ
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