京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

2016年7月句会作品評

2016-09-29 13:12:53 | 日記
 7月京都句会作品 2016年7月 長岡京市
            金澤 ひろあき
 35度をこえる夏日になってしまいました。でも、皆さん、祇園祭に行ったり、私は大阪の天神祭へ出かけたりで、まあ、元気です。
  思い出し笑いに止まる水打つ手    ひろあき
 まあ、いろいろ思うことがありまして。今月はこんなうふふな句も作りましたよ。
  どくだみやジャンヌダルクの白十字  中野 硯池
 あのどくだみの白い十字の花と、フランスの聖女ジャンヌダルクを結びつけた。そのつき具合がいいですね。 
  もう泣くなと諭す母あり秋明菊    三村 須美子
 このシーン、「秋明菊」がぴったりですよ。映画のいいシーンみたい。
  瞳美し 産み終えた土をかける亀   青島 巡紅
 いのちを引き継ぐ出産を「瞳美し」にこめています。冠句としてとても完成しているし、感動があります。
  七夕と理加と会食バースデー     坪谷 智恵子
 理加さんは作者のお孫さん。うれしい時ですね。でも、七夕がお誕生日なんですね。ロマンチックですね。
  衣替え深夜喫茶の黒電話       野谷 真治
 「黒電話」なんて年代物ですね。でも、私、大阪のある喫茶店で見ましたよ。この句を読んで、私は派遣の人達の姿が思い浮かぶのです。アベノミクスの恩沢は、そういった弱い立場の人達に及んでいるのでしょうか。
  柿色に雲乗せ夕日落ちにけり     内薗 日出杜
 すばらしい夕日。あしたもいい日でありますように。


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