京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

フリー句「雪の止む」

2022-01-24 07:50:33 | 俳句
フリー句「雪の止む」の巻
雪の止む御池桜は四分咲き      巡紅
*種類は冬桜で秋から春にかけて少しずつ咲く。
街の貌雪浮き上がる大の文字     ひろあき
五重塔平安京の加護生きる      巡紅
弘法さん買ったマフラー派手過ぎて  ひろあき
外人さん居ないと寂し船岡湯     巡紅
*千本鞍馬口にある外国人が良く来る銭湯。コロナ禍で姿なし。
丘の上手南蛮好みの御祭神      ひろあき
※船岡と言えば信長ですね。
舶来のお菓子は甘く言葉苦し     巡紅
初仕事から貰うお小言        ひろあき 
嫌味なら手話で返せば判らない    巡紅
*顎を撫でる真似して放り出でば嫌い、頭の上で親指と人差し指で何度かタッチして放り出せば馬鹿。
目で語りあえれば恋の花開く     ひろあき
開く花閉じる花あり春の午後     巡紅
霞からガタンと電車現れる      ひろあき
轢かれると思った瞬間狸去る     巡紅
月に浮かれて吟行しました      ひろあき
俳人の御霊肩乗りうんうんと     巡紅
字余りで破調の人生だったけど    ひろあき
綿毛飛ぶ知らない土地に根を生やす  巡紅
米どころ青い眼をした杜氏いて    ひろあき
日が昇る泥水吸って蓮の花      巡紅
大寺の開門前の庭掃除        ひろあき
猪汁と握り飯合う朝の市       巡紅
ウォーキング仲間と健脚讃えあう   ひろあき