京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

フリー句「ひとり遊び」の巻

2022-01-05 08:10:35 | 俳句
フリー句「ひとり遊び」の巻
ひとり遊びジャズに合わせて毬をつく ひろあき
雨上がり雲間に見える星一つ    巡紅
止まり木のカウンターで待ち合わせ ひろあき
夜八時沈まずに浮く京の街     巡紅
ライトアップ今年限りというけれど ひろあき
冬木立聞き耳立てて大賛成     巡紅
歳末の落語のトリは浜芝で     ひろあき
※人情噺です。
閻魔様ヘラクレス呼び出し肩叩き  巡紅
餅つきを終えた皆を労って     ひろあき
長い付き合い、餅ですなあとEU地獄の王 巡紅
温度差がけっこう見える共同体   ひろあき
同じ量満たされる者されぬ者    巡紅
スプーン一杯の砂糖があるかが気になって ひろあき
地蔵様雪は等しく白くする     巡紅
メルヘンがはじまる合図だったのか ひろあき
肉の殻持つ半端者入れない     巡紅
*妖精の国には入れない。肉体を持つ者は厄災をもたらす。
月と星座不思議の扉開きそう    ひろあき
半月が朝のラッシュに白けてる   巡紅
ひっそりと消える覚悟はしているよ ひろあき
Kodokushiと表記される報道記事  巡紅
*欧米には元々孤独死という概念がない。他例、Tsunami 。
誰も見ぬ谷間華やぐ花の刻     ひろあき
美女来ぬ来ぬ人の席見つけたる   巡紅