坂本・琵琶湖吟行の句
第一座 坂本城址公園にて
左馬之助後は頼むと桔梗散る 二神大輔
一水を隔てて長浜指呼の間
待ち望む桔梗の城址秋の空
嫁入りの船出の鳥居湖(ウミ)に向く
外来魚回収箱見る秋の湖(ウミ)
はるばると車に乗ってビワコまで 川村薫
二神さん来られてよかったビワコまで
足悪い私をひっぱるナイトです
よい天気心も体もルンルンよ
百歳までも私ははいくで幸せよ
近江でも柿はなるのよすずなりに
晩秋や城址黙す湖岸風 青島巡紅
ひなたぼこ紙ペン頭動くなり
光秀も歩みし草地ひなたぼこ
小春日やずんぐりむっくり光秀像 金澤 ひろあき
湖西の秋 心のメモがちょっと増え
天高しどちらが比叡の裏・表
七本の柳四本に古城秋
日なたぼこめいて古俗を語る人
船渡る三輪より神の至る春
百歳に負けぬと秋の一句かな
叛将の瞳さびしく秋深む
秋の湖(うみ)石垣一重葦七重(ひとえあしななえ)
坂本城跡石垣の角落ちあし枯れる 三村須美子
時流るたばこくゆらせ庭手入れ
寒風に顔ひきしめる武将の碑
波の銀はねくり返す葦間かな
今は昔七本柳に神降臨とか
秋の日の湖のぬめり津の岩に
鳥とまりうれ具合を見るおうちの実
外来の魚採集箱置く秋の湖
踏み入れて相撲取草の露しとど 硯池
水城のへんりんも無し琵琶の秋
秋天にずんぐりもっくり明智像
町中にぽつんと城の碑秋日和
秋の陽が車の後をついて来し 内薗日出杜
釣人の浮きを凝視や秋の湖(うみ)
正統な自慢の琵琶湖かがやけり
第一座 坂本城址公園にて
左馬之助後は頼むと桔梗散る 二神大輔
一水を隔てて長浜指呼の間
待ち望む桔梗の城址秋の空
嫁入りの船出の鳥居湖(ウミ)に向く
外来魚回収箱見る秋の湖(ウミ)
はるばると車に乗ってビワコまで 川村薫
二神さん来られてよかったビワコまで
足悪い私をひっぱるナイトです
よい天気心も体もルンルンよ
百歳までも私ははいくで幸せよ
近江でも柿はなるのよすずなりに
晩秋や城址黙す湖岸風 青島巡紅
ひなたぼこ紙ペン頭動くなり
光秀も歩みし草地ひなたぼこ
小春日やずんぐりむっくり光秀像 金澤 ひろあき
湖西の秋 心のメモがちょっと増え
天高しどちらが比叡の裏・表
七本の柳四本に古城秋
日なたぼこめいて古俗を語る人
船渡る三輪より神の至る春
百歳に負けぬと秋の一句かな
叛将の瞳さびしく秋深む
秋の湖(うみ)石垣一重葦七重(ひとえあしななえ)
坂本城跡石垣の角落ちあし枯れる 三村須美子
時流るたばこくゆらせ庭手入れ
寒風に顔ひきしめる武将の碑
波の銀はねくり返す葦間かな
今は昔七本柳に神降臨とか
秋の日の湖のぬめり津の岩に
鳥とまりうれ具合を見るおうちの実
外来の魚採集箱置く秋の湖
踏み入れて相撲取草の露しとど 硯池
水城のへんりんも無し琵琶の秋
秋天にずんぐりもっくり明智像
町中にぽつんと城の碑秋日和
秋の陽が車の後をついて来し 内薗日出杜
釣人の浮きを凝視や秋の湖(うみ)
正統な自慢の琵琶湖かがやけり