各駅停車で

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凧市

2019-02-02 | Weblog
2月最初の午の日を、初午と言って、稲荷神社では、初午祭が行われています。この由来は、稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社の創建に由来しているそうです。伏見稲荷大社の創建は、711年2月初午の日であるとされています。ご祭神は、日本神話にも出てくる、五穀豊穣の神の宇伽之御魂神(ウカノミタマノカミ)を祀っています。

今年は、2日が初午になり、二の午、三の午まであります。東京都北区の王子稲荷神社では、2月の午の日に、凧市が開催されますので、出かけてきました。この神社は、落語「王子の狐」でも知られています。土曜日ということあって、本殿にお参りするのに、15分ほど列に並んでいました。正門を入って、拝殿までに急な階段があって、拝殿前の混雑状況をみながら、拝殿前に誘導しています。階段を上りきる人数で、階段には立ち止まらないようにしているために、参拝の人が並ぶことになります。参拝を済ませて、社務所では、火防の凧や、お札、お守りが売られています。

凧市の由来は、江戸時代、大火が多かったことから、庶民が火事防止を願って、王子稲荷神社で火事よけのお守りとして、奴凧を買い求めたのが最初といわれています。凧は風を切って上空に上がる事から、火事の原因となる風をおさえるとして、火防の凧と呼ばれて、今日まで引き継がれてきています。境内はあまり広くはありませんが、凧を売るお店も出ています。幼稚園も併設されていて、園児による舞踊も奉納されていました。JR王子駅から歩いて10分ほどで、参道には屋台が並んでいました。自分は、結婚して最初に尾久に住んでいました。こともが生まれてから、王子の飛鳥山公園に遊びに行っていたなと、思い出しながら帰ってきています。

今日の1枚は、王子稲荷神社の本殿です。