終戦の日

７０年目の終戦の日です。靖国神社や千鳥ヶ淵の戦没者墓苑には、多くの方が訪れているのではないかと思います。お盆の中日にもあたりますので、墓参の方も多いとはおもいます。自分は戦後生まれで、祖父、父とも海軍でしたが、天寿を全うしました。

子供のころ、家では戦争の話はしなかったように思います。祖父からは、乗っていた軍艦の話は聞いたことがありますが、父は話したがらなかったように思います。自分が戦争を身近に感じたのは、ベトナム戦争かな？、当時、横須賀に住んでいて、横須賀基地のゲートの前に、どぶ板通りというのがあります。友達も何人か住んでいましたので、明るいうちはさほどでもなかったですが、暗くなると、酔った米兵同士のトラブルなどが多くて、怖くて歩けなかったほどでした。戦場から帰還した兵士が荒れていてた時代です。

戦後、世界は２極化を迎えソ連の崩壊でその形が崩れましたが、今度は地域紛争化しています。民族観や宗教観といったものが争いの中に入ってきました。戦後７０年を経て、安保法案に対して、国民が反対の意思を訴えています。今日の式典では、戦争の悲惨を繰り返さない、積極的平和主義の旗を掲げ続けると言っていますが、どうなのかなと思わなくもありません。今日は、そんなことを思いながら１日過ごしていました。