小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
(リンクはご自由にどうぞ。ただし転載はご遠慮ください。)

明るくたのもしく!今をのりきれ!

2004年11月02日 23時32分00秒 | 新潟県中越大震災・地震
やったぁ!
本日 川口の和南津トンネルが片側一車線だけど開通しました!
これで小千谷に1時間ちょっとで行き来できる!
すごくうれしい!

今日小千谷の自宅にはじめて戻りました。
部屋の中が足の踏み場もないほどぐちゃぐちゃなので片づけに行ってきたのです。

朝はまだ和南津のトンネルが開通してなかったので
大沢トンネルから十日町へ抜け 117号線を通って小千谷へ向かいました。

岩沢から塩殿までの道路に驚愕しました。
道路の半分がなくなっているんです。
アスファルトがビスケットのように崩れ粉々でした。
亀裂なんて当たり前のようにあって
すぐそばまで土砂が崩れてきたんだな。。といった風景を目の当たりにしました。

すごく親しい友達が地震のときにそのあたりを運転していて
道路が急にガタンガタンと高さ80センチくらいの階段みたいになったと言っていました。
彼女は車を乗り捨てて歩いて小千谷の自宅まで戻ってきたと言っていましたが、この目であの道路を見たら それこそ命からがら だったのだとわかりました。
ほんと無事でよかった・・・。

自宅に着いたときにその彼女に会えました。
朝の焚きだしを待ってる列の中に彼女はいたのです。
車の中から大きく手を振り彼女の名前を呼びました。
いつもの笑顔が見られました。

そういえば 上片貝を通ったときも 知り合いに会い
恋人に叫ぶように「○○さーーん!げんき~???」と
車を走らせながら身を乗り出すように手を振って叫びました。
「げんきげんき~~!」と明るい声が返ってきました。
まるで戦時中ですw

みんなは私たちのように逃げるとこがなくて頑張ってるんです。
彼女たちが ひとまわりたのもしく見えました。

いまだ水道もガスもないところで
「着替えてないからくさいよ笑」「くさい同士だからいいよね笑」なんて笑ってる彼女たちを見てると 「元の生活に戻ったら浴びるほど飲もうね!!」って言いたくなりました。

こんなすてきな人たちとコミュニティを作れて
あたしほんとに恵まれてるんだな。。って心から思います。

遠くから嫁に来て心細かったときにいつも声をかけてくれた友達。
ありがとう。ほんとにありがとう。

そうだ!
水道なくて着替えが困ってる彼女たちに
笑っちゃうようなパンツを数枚持っていこうかな?笑

こんなの穿けないよ~~!!
ってげらげら笑ってもらうだけでいいやw

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2004-11-04 11:47:15
atasi
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