小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
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春の兆し

2006年03月11日 14時34分13秒 | 小千谷(新潟)
家を出たときに「ん?」と思った。
風がいつもと違う。暖かい。
いよいよ春だ。
きょろきょろしながら春探しをしてみた。
庭の雪のかたまりは全部は融けきってはいないけど、芝が見えるところもでてきた!
ここからもうすぐふきのとうやつくしが出るんだと思ったらワクワクする。
(なんと!小千谷では平場でもふきのとうが出るんだよ(*^-^)

車を走らせた。
おばあちゃんが手押し車を押している!
そうさ。アスファルトが乾いたということさ!
(解説:雪の時期は晴れてても雪解け水で道がべちゃべちゃなので手押し車が押せません。消雪パイプの水もひっかかるしw
ちなみに雪の時期はベビーカー押してるお母さんなどいませんからwみんな抱っこ紐&ママさんコートです)

妙見の橋を渡っててハッとした。
今まで手付かずだったあの崩落現場が茶色い山肌を出している。
ついに工事がはじまったか。それとももうとっくにはじめてた?
私は今日はじめて気づいたのだけど。

13日には小千谷・川口・長岡の市長・町長が長岡市に集まり災害メモリアル拠点の整備に向けた協議を行うらしい。
地理的には妙見は長岡市だが、小千谷市に最も近い場所なので精神的にも過敏にならざるをえない。
今後どのような構想になるのかは目が離せない。

そして、質問!
今みんな靴ってなに履いてる???
私も子供も長靴からスニーカーに変えましたw
スーパーに行ってもお客さんの長靴率が大幅ダウンしてきた気がするよ。

靴に見られる春の兆しw

ウインタースポーツもそろそろ遊びおさめだね。