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子ども読書ファシリテーター研修に行ってきました

2006-01-27 23:57:05 | 図書館
3回シリーズの研修でした。
ファシリテーターというのは、私ははじめて聞くことばだったのですが、「融合」といった意味だそうです。つまり、子どもの読書に関わる人や情報を繋ぐということなのかな?「結」ということでしょうか?

参加者は、読書ボランティア2:司書1といった割合でした。

1回目は子どもの読書環境を取り巻くさまざまな社会的情勢のお話とボランティアとしての心構えのお話。
2回目は、文庫活動の盛んな熊取町の事例発表と、現在の自分の地域の子どもの読書環境ネットワークの発表と情報交換のワークショップ。
3回目は、学校図書館の活性化に努めてこられた箕面のボランティアの方の事例報告と、現在の自分の地域のこれからの読書環境ネットワーク計画を短期・長期で発表と情報交換のワークショップ。

さまざまな場所でがんばっているボランティアや司書の方の情報交換は有意義でした。
また、学校の読書ボランティアの危険性についても興味深い話がありました。ボランティアが学校(行政)に便利屋として利用される危険性です。ボランティアが行政が本来するべきことに手を出すとそれは返って長い目で見て読書環境を悪化させるということです。ボランティアには「いつまでも」という保障がありません。安易に善意で何でも請け負うとそれがなくなったときは取り返しのつかないことになる恐れがあるということです。

それと、ボランティアと行政は馴れ合わないで、それぞれ独立したスタンスを持った対等な立場として関わることが大切ということです。お互いの切磋琢磨、研鑽が大事ということですね。

また、情勢としては
大東市の指定管理者制度の導入(○善)。現在、大東市には既に市直営図書館があるのですが、どうなるのでしょうか?

高槻市が学校図書館司書の全面引き上げとそれに伴う学校図書館ボランティアの導入(運営をまかすってことみたいです。もちろんタダバタラキで!)という驚きなニュースも・・・・。
高槻の図書館司書がそのボランティアの育成を命令されているそうで苦しい立場の司書。ボランティア導入を考える集会もあるそうです。誰でも当日参加可だそう。
2/6(月)18:30~ 高槻市生涯学習センター会議室

悲喜こもごもな研修でした。他人ごとではない・・・   

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2 コメント

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Unknown (harry)
2006-01-28 21:10:48
>ボランティアには「いつまでも」という保障がありません。安易に善意で何でも請け負うとそれがなくなったときは取り返しのつかないことになる恐れがあるということです。



まったくです。その通りだと思います。

「便利屋」「無料奉仕の出入り業者」「やらせていただいてるんだから」…こういう言葉が頭をよぎります。



以前、グループの研究会の場に教頭先生をご招待しました。「こんな風にみなさんが勉強していることを職員は知っているんでしょうか?ぜひ、今日の勉強会の内容を先生方にも知って貰いたいものです」と、会の終わりにおっしゃってました。(1年後実現しました。ちょっとうれしかった。)



学校側と渡り合える人間がボランティアの中にいないと、対等にはいきません。下請けになってしまいます。学校側は入れ替わりがあり、ボランティアの方も本業ではないのだから事情次第でやめることもある。



どこも同じ悩みですね。

心強い。







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そうそう! (どんぶらこっこ)
2006-01-29 20:33:15
学校側と渡り合える人間がボランティアの中にいないと、対等にはいきません。下請けになってしまいます。



そうなんです。自信もって張り合う、戦略・謀略も必要!そして連帯です。
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