これは、どちらも京都の舞妓さん、芸妓さんの世界を描いた漫画ですね。
「紅匂ふ」は「芸妓峰子の花いくさ」の漫画化。「玄椿」はオリジナル。
大和和紀といえば、やっぱり源氏物語・「あさきゆめみし」ですが、これもおもしろい!百年に一人といわれた売れっ子芸妓峰子の半生記ですが、この峰子さんが少し変わり者のいじっぱりで男嫌いで人見知り。原作もからっと書いてあるのですが、漫画もからっとしています。が、さすが着物の模様や建築物など手書きで細かい!手抜きなしという感じです。一流の方がどんどん登場。2巻では、あの「座頭一」の名優が出てきますね~。
一方、「玄椿」は架空の名妓「胡蝶」の物語。時代は現代。踊りの名手の祇園の名妓胡蝶の男遍歴?と思ったのですが、神仙界との交流あり、宝塚あり、舞妓見習いの登場ありと、なんだかなんでもありになってきました。考証はいまいちかとも思うのですが、これはこれ御伽噺として楽しむものでしょう。一話完結形式。
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