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「吉備大臣入唐絵巻」をみてきました

2010-05-18 06:21:43 | 展覧会・観劇エトセトラ
奈良国立博物館

「吉備大臣入唐絵巻」が久々にボストン美術館から里帰りってことで、これはいくぞ!
吉備真備の遣唐使時代を描いたファンタジーアドベンチャー絵巻である。夢枕獏さんが小説にしたらいいようなお話である。(もうしてたらすいません。)
何しろ阿部仲麻呂が「鬼」となって登場し、吉備真備とともに空を飛ぶとか、唐の皇帝(玄宗だ~)や朝廷の役人を手玉に取るというむちゃくちゃ史実から外れた、でもめっちゃおもしろいお話なんですよ~

なにしろふるさと・岡山の偉人でもある。(吉備は古代の岡山県を含んだ大きな国。吉備真備って、吉備国の人の真備て意味。桃太郎の吉備団子も吉備の国の団子って意味だよね?)

「吉備大臣」筆のタッチが軽やかで、表情も生き生きとしています。色もかなりきれいに残っていました。
ただ、展示されていた巻物の長さが1mほどしかなかったのが残念。
もっと、ながーく広げてみせてください、奈良博さん!

遣唐使って本当に大変だったというか、人間の熱意ってすごいというか・・・。あの鑑真さんを連れ帰ったのも吉備真備ですよ、まあ!

地下の食堂前では、巻物全巻を映像で解説。こちらも楽しいです。何回見てもあきない。

「真備炒飯(真っ黒い古代米で作ってある)」や「遣唐使弁当」(中華薬膳)がいただける地下食堂「葉風泰夢」は、学割もあるし、博物館に入館しなくても利用出来るため、結構修学旅行生も多かったです。食事も4時までなので展示をゆっくりみても安心です。

そのあとは、博物館講堂で万葉の歌姫、歌枕直美さんの和歌劇「ヌカタ」を聴く。いつ聴いても天にぬけるような声である。

夕方、興福寺をぶらぶらしながら猿沢池に抜け、奈良街を散策。お食事

天気もよく、いい一日でした。

歴史秘話ヒストリア 奈良の魔法使い~日本を救った遣唐使・吉備真備~5月19日(水)22:00~22:43 NHK総合
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2 コメント

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Unknown (Hikari)
2012-03-29 07:16:55
通りすがりの者です。
昨日、東京国立博物館で吉備真備入唐絵巻を観てきました。
全巻ズズイと広げられていて、それはもう見所たくさんでした。
荒唐無稽なストーリー展開に大爆笑。
ケースの前は平日なのに黒山の人だかり。
どうやら夢枕獏さんはすでに小説にしているそうな。

ほんと、見応えのある展示でした。
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ありがとうございます (どんぶらこっこ)
2012-03-30 08:00:51
Hikariさん。つたないブログにご訪問ありがとうございます。Hikariさんのブログも拝見しました。なんかわからないけど面白いですね。思わず読んでしまいます。

さて。
おおっ、東博では、今、全巻みられるんですね。すごいです!みたいです!

HPで確認したら、どんぶらこっこの近所の大阪市立博物館での展示はあと1年先じゃあないですか・・・。(涙)待てなくて東京まで行っちゃうかも・・・。

やはり夢枕獏さんは小説にしてはりましたか、教えてくださってありがとうございます!なんという小説でしょうか。読んでみたいです。もしご存じでしたらよかったら教えてくださいませ。



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