大津波の襲来を自らの田んぼの大事な稲むらに火を放って知らせ、村人を高台に避難させた村の老人五兵衛。村人は彼に感謝し、彼を生神様としてあがめた・・・・。
震災後、また注目をあびるようになった「生神様」(小泉八雲)や教科書教材の「稲むらの火」のモデル、濱口梧陵。
でも・・・「稲むらの火」の話よりも本当の梧陵の生涯のほうが何倍もすごい。
真のリーダーとはこういう人のことをいうのだろうか。
自らの . . . 本文を読む
「おくの細道」をテーマに詩吟の台本を書くことにしたものの、はて・・・。
参考にDVDで撮っておいた「おくの細道を歩く」。2007年の放映なので、震災前の三陸海岸の美しい景色がいっぱい出てきます。
DVD中、芭蕉の時代には海であったとこがその後の地震(江戸時代の)で今は畑田などというシーンもありました。
一瞬をとどめる芸術、俳句。
いったいどんな台本になるのか本人にもわかりません・・・・。 . . . 本文を読む
お正月に伊勢の斎宮跡に行ってきました。いつきのみや歴史博物館、いつきのみや歴史体験館。そして周りに広がる広大な斎宮跡(まだまだ発掘作業中)。周りに遮るものもない斎宮跡はむっちゃ寒かった。
飛鳥の昔から鎌倉時代まで660年にわたって、代々天皇家の娘が天皇の名代としてここに起居し、祈りを捧げる日々だったとか。
年3回の伊勢神宮への斎王の参拝のために、この地に平安京に匹敵するような町を造り、500人 . . . 本文を読む
音楽と語りでつづる江姫の生涯。やっと一稿があがりました。江姫の実家、浅井家の菩提寺、養源院を中心に波乱万丈の江姫の生涯をご紹介します。
これから、音楽や語りの細かい打ち合わせをすることになるでしょうが、とりあえず、どんぶらこっこの分担はなんとか終了でしょうか。
公演は9月の予定。今から楽しみです。
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京都、三十三間堂の向かいに ひっそりとたたずむお寺、養源院。春は、枝垂れ桜、夏は百日紅、秋は紅葉、冬は山茶花・・・・。
四季折々の花々が咲き乱れるこの寺に樹齢400年を超える山桃の木が一本。
太閤秀吉が手ずから伏見城に植えたという山桃が語る、養源院縁の戦国の姫君、江姫の物語を ゆるゆると お聴きくださいませ。
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八雲のエッセイ、「日本の面影」みすずは、しばらくお休みして八雲の世界に遊んでみようと思う。8月に松江に行って以来、気にかかっている。松江をじっくり歩いてから・・・。盆踊り、下駄の音、物売りの声・・・・、外国人の八雲の耳に響いた日本人の美しいことばの響きやしぐさを再現したいと思います。その合間を縫って幻想的な八雲の説話、怪談を紹介していきます。風が走り抜けるように。「怪談」だけではない八雲の魅力をた . . . 本文を読む
これは、ふしぎな物語である。ひとりの人間と一匹のくま。自分が属する種族に対していごごちの悪さ、生きにくさを感じていることを、運悪く自ら感覚的に知ってしまった二人。それは、のりこえるものではない。「わたし」の立つ位置は、最終的にどこに?くまのように決断するべき時が「わたし」にはやってくるのだろうか?甘い痛み・・・・。 . . . 本文を読む
月、鎌。隠されたイメージ、象徴。死の接吻。彼岸。幼い頃から死と親しくつきあってきた金子みすゞ。その心の深層を探る旅の果ては・・・?次回、みすゞライブ2「長い鎌を持った恋人 月に寄せて」(仮題)構想だけは、第2、第3と続くのであった。続く。 . . . 本文を読む
「みすゞの海、賢治の宙」 同時代を山口と岩手に生きた大正の二人の詩人をそれぞれ作品を通して紹介する。「日本の面影」 アイルランドの放浪者(エグザイル)ラフカディオ・ハーンの眼を通して見た日本の神秘。エッセーと小品を紹介。 . . . 本文を読む
やっと第一稿が完成しました。みすずの娘ふさえさんの心の解放とみすずの影との融合を前面に出したいので、みすずの詩の「日の光」の影という役割をもっと出したらどうだろうか、と思う。もうすこし考える。「日の光」おてんと様のお使いがそろって空をたちましたみちで出会ったみなみ風(何しに、どこへ。)とききました。ひとりは答えていいました。(この「明るさ」を地にまくの、みんながお仕事できるよう。)ひとりはさもさも . . . 本文を読む
「こだまでしょうか」主人公である「みすず」の役は、つくらないことにしてはどうかと思いついた。歌、詩の朗読、母ミチ、叔母歌子、周辺から、みすずを浮かび上がらせるという方法でやってみようと思う。重要なポイントをしめている弟は、今回は、ぼかす程度にとどめて次回につなげる。弟をはぶいてできるだろうか? . . . 本文を読む
いよいよ4月も終わりに。みずゞ会のお披露目杮落とし公演?みずゞ会のメンバーのお話の総合では、「共感」というところにあるような気がします。「母」「共感」「共鳴」ここんとこにポイントをおいて、つくってみたいと思います。歌中心。 . . . 本文を読む