富士山麓より ・・・ 一歩ずつ ・・

富士山麓をステージに、一歩ずつ・・・日常で、フィールドで、出会った諸々を、見るがまま、自然のままを、徒然に・・・!

嫌われ「アカギ」で、箸づくり・・・

2012年04月29日 20時22分36秒 | 日記


本日、環境省主催の「2012新宿御苑みどりフェスタ」に、行って
来ました。

日本ネイチャーゲーム協会で、毎年ブース出店などしていることは知っ
てましたが、今回、日本エコツーリズム協会のブースに配架用チラシを
送ったので、どんな扱いをされるかの確認を兼ね、行ってみました。

29日は、もと天皇誕生日ということで、公園の入場料が無料。
多くの皆さんが来園されていて、遅咲きの桜の下でのお花見や、ツツジ
などを愛でていました。

その西洋庭園付近の一角に60棟ほどのテントが設けられ、環境省関連の
全国の国立公園紹介や団体・地域観光のブースが並んでいました。

こうしたブースを回ってみると、その地域の関心の強さが、手をとるように
判ります。ちなみに、富士箱根の地域は数枚のポスターとチラシ数種だけ・・
残念ながら、日本エコツーリズム協会もパンフチラシを雑然と並べただけで、
当方のチラシは埋もれているようでした。残念!・・・

とはいえ、小笠原諸島のブースでは、駆除に取り組んでいる外来植物「アカギ」
を原料に使ったクラフト体験をやっていました。
大人用には、箸づくり、子供用には、木ねんどを使った小物づくりだ。
参加費も100円とのことで、体験してみた。

「アカギ」の角材を台にのせて、小さなカンナで削っていく単純な作業だが、
形が整うに従って細部に凝って来る・・・
仕上げに面取り、ヤスリがけをして出来上がり。約1時間の「ものづくり」。
スタッフに渡すと、オイルで照りを出し、箸ぶくろも一緒にいただいた。
(写真)

さっすが、世界自然遺産登録地!  やることが、違うね~・・・
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桃源郷に、こんにちは・・・

2012年04月22日 20時24分27秒 | 日記


先週から始まった、甲府盆地のピンクの絨毯を見てきた。
涼しい気候が幸いして、今週も一宮・御坂などの南斜面の山地で、
このような春の風景が見られた。

観光客の皆さんも、あちこちで車を停め、写真を撮っていた。
天気予報どおり、帰路に向った昼過ぎから、小雨が降り始めた。
花散らしの雨となるのか・・・

こうした自然物の美しさこそが山梨の豊かさだと、改めて思う。
そして夏には、甘い果実をつける木々・・・

時と伴に、モノの価値が目まぐるしく移り変わるこんにち、
かけた手間と努力だけ、ちゃんと成果が出る産業は尊い。
こうした山梨の自然や風土は守って行きたいものだ!


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 S には、かなわない? ・ ・

2012年04月20日 21時58分27秒 | 富士山


富士山の世界文化遺産登録に向けて、遅れをとっていたかに思えた静岡県
の動きが、にわかに活発になってきた。
構成資産に選ばれている「白糸の滝」(富士宮市)の再整備について、
滝つぼにある売店(写真)2店舗を移転させるそうだ。
また、2月の地盤調査の結果をもとに、売店通りの店舗の集団移転も検討
しているようである。

今年の夏には、ユネスコ諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)の現地
調査が予定されていることもあり、山梨の市町村の動きも活発だが、
いよいよ静岡県側が、本気を出し始めたようだ。

とにかく、お金をかけないままで登録に持ち込もうとしている山梨側に対して、
静岡側の市町村は、人口も産業も大きく、動く時にはやることが違う。
3月には、直接は関係の無い「陣馬の滝」周辺の道路拡張工事をしていた。
ビジターセンターを例にしても、山梨県の施設を上回る施設を、御殿場市が
作ってしまった。

遺産候補リストに載った数だけは多い山梨だが、果たして静岡と対等に協力して
やっていけるだろうか?
案外、「登録になれば観光客が増えて・・・」と簡単に考えている行政関係者が
多いように思う。
登録の為には、人力もお金もかかる。その為には、多くの人の理解と協力が必要
となってくる。私たちは、そうした活動環境の醸成ができるだろうか?
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日本橋・蛎殻町「煮物丼」

2012年04月17日 04時48分56秒 | 


先日、上京の折、雑誌で紹介されていた「煮物丼」なるものを食してきた。
日本橋・蛎殻町の「さくら寿司」。

ビルの谷間にある小さな店だが、職人さんも5人以上居て繁盛しているようだ。
おいしそうなメニューが数ある中で、あえて「煮物丼」を注文した。
具材は、帆立に蛸と穴子、そして干瓢や椎茸などの、その名の通り煮物ばかりで、
甘いツメが程よくかかっている。

お値段からして、決して江戸前の魚介ではないだろうが、
元来、江戸前の寿司は、こうした火を通した煮物や酢と塩で〆た青魚の具材が、
主流だったそうだ。
押し寿司などの大阪寿司もしかり、生の新鮮な魚介の寿司が普通になったのは、
冷蔵庫なの流通システムが確立されてからだ。

あまり新鮮でない生魚に、ツメを塗った田舎寿司は関心できないが、
昔ながらのこうした食べ方は、十分楽しめる。
通の江戸っ子は、干瓢巻きを山葵醤油で食べると云う。

お昼には大目の酢飯だったが、おいしく完食した。
最後には、好物の穴子とツメが程よく混ざったご飯を頂いた。

帰る頃には、店の椅子席もいっぱいだ。
「ごちそうさま」と言って、店を出た。
お代は、1,000円なり。
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ニュースは、創られている・・・

2012年04月07日 23時52分35秒 | 日記


今日、上野のお山に行ってきた。
当然、「お花見」のニュースが旬なのだが、ちょうど、取材撮影が行われていた。

この写真は、ちょっと小さくて見難いが、
桃色の服のおじさんが、一升瓶ワインご披露しているところを、
右側から黒いテレビカメラが撮っている。
もっと良い映像が撮りたいのか、2・3度同じ掛け声とアクションを、
繰り返してもらっていた。

また、込み合う通路の移動の最中、GPS確認でピザをお届けする、
宅配ピザのお兄さんを別のカメラが追っていた。
いくらGPSとはいえ、この混み合いでは無理じゃ…ない?
ちなみに、それ以外に、ピザ屋は見かけなかった。

ニュースは、創られているのである。
人々は、確かに花見に来ているが、宴をはるグループよりも、
数人でお弁当を持ち、ささやかに空きスペースで食している人達の方が多い。
ましてや、そんなに、宅配ピザを呼ぶ人達は居ない。
話題性を増幅させて、報道は、創られているのだ。

私たちは、そうしたことも斟酌して、ニュース映像を見ていかなければいけない。
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