富士山麓より ・・・ 一歩ずつ ・・

富士山麓をステージに、一歩ずつ・・・日常で、フィールドで、出会った諸々を、見るがまま、自然のままを、徒然に・・・!

日本橋・蛎殻町「煮物丼」

2012年04月17日 04時48分56秒 | 


先日、上京の折、雑誌で紹介されていた「煮物丼」なるものを食してきた。
日本橋・蛎殻町の「さくら寿司」。

ビルの谷間にある小さな店だが、職人さんも5人以上居て繁盛しているようだ。
おいしそうなメニューが数ある中で、あえて「煮物丼」を注文した。
具材は、帆立に蛸と穴子、そして干瓢や椎茸などの、その名の通り煮物ばかりで、
甘いツメが程よくかかっている。

お値段からして、決して江戸前の魚介ではないだろうが、
元来、江戸前の寿司は、こうした火を通した煮物や酢と塩で〆た青魚の具材が、
主流だったそうだ。
押し寿司などの大阪寿司もしかり、生の新鮮な魚介の寿司が普通になったのは、
冷蔵庫なの流通システムが確立されてからだ。

あまり新鮮でない生魚に、ツメを塗った田舎寿司は関心できないが、
昔ながらのこうした食べ方は、十分楽しめる。
通の江戸っ子は、干瓢巻きを山葵醤油で食べると云う。

お昼には大目の酢飯だったが、おいしく完食した。
最後には、好物の穴子とツメが程よく混ざったご飯を頂いた。

帰る頃には、店の椅子席もいっぱいだ。
「ごちそうさま」と言って、店を出た。
お代は、1,000円なり。
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