花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

花木5月白い花が多くなり、ニセアカシア、オオカメノキ、バイカウツギ、他。

2022-05-11 | 花木の写真
この頃の時期に木々の花は白い花が多いと感じられませんか?
早春の頃の植物の約半分が黄色い花が多くて、5月~6月に白い花が多くなるようです。
これは植物の生存戦略のためで、人間の観賞の為だけではないようです。
植物は受粉して種を作りそれが育っていくために、どうしても昆虫や鳥類の援助が必要です、
早春の色彩の少ない山野では黄色が、初夏になり緑色濃くなると白が目立つためかと。
早春には活動をするハチ、アブの仲間が多いですが、これらの昆虫の目は単眼なので、
感じるのは明暗と色彩で、紫外線を含む青や紫の短波長の光には昆虫は反応し易く、
赤色の様な長波長の光には反応が鈍く、人には黄色い花や白い花も昆虫には淡い青色に写るようです。 
鳥類は色彩感覚が良いので、赤色も見分けられるので、木の実が赤いのも納得ですね。

ニセアカシア 和名:ハリエンジュ(針槐)
マメ科ハリエンジュ属、落葉高木、北米原産の外来植物、花期:5月、
街路樹、庭園樹に植えられることが多い。やせた土地でも繁殖しやすい。
白い花は甘い芳香を放ってミツバチが好む。 ちなみにアカシアは黄色い花です。
花にニセとあまり感じが良くない名の由来は、
学名の pseudoacacia (「pseudo=よく似た acacia=アカシア」)をラテン語から直訳したもの から。
  
和名は、エンジュに似た葉を持ち、枝や幹にトゲがあることに由来する。 

オオカメノキ(大亀の木)   別名:ムシカリ
レンプクソウ科ガマズミ属、落葉低木、花期:4月~6月、
枝先に散房花序をだし、径6mmほどの両性花を付ける。
この両性花の周りを径3cmほどの白い装飾花が取り巻く。


バイカウツギ(梅花空木)   別名:フスマウツギ
アジサイ(ユキノシタ)科バイカウツギ属、落葉低木、花期:6月~7月、
花はウメの花(5弁)に似ていますが、花弁は4枚、直径3~4cmの白色で、ほのかな芳香があります。


オオデマリ(大手毬)  別名:テマリバナ、英名:ジャパニーズ・スノーボール。
レンプクソウ(スイカズラ)科ガマズミ属、落葉低木、花期:5月~6月、
オオデマリはヤブデマリの花(ガク咲き)が、すべて装飾花(手まり咲き)になったもので、
アジサイによく似たボール状の花を咲かせる、咲き始めはライムグリーンで徐々に白に変化する。
左:コデマリ

マユミ(真弓)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、庭園樹、盆栽に、
本年枝の葉より下の芽鱗痕のわきから集散花序をだし、緑白色の小さな花を1〜7個つける。
花は直径約1cm、花弁は4個。雄しべは4個。花より実が楽しめる。
果実はさく果。直径1cmほどの倒三角形で4個の稜があり、10〜11月に淡紅色に熟し目立つ。
全開のニシキギやコマユミ等と似て紛らわしいです。
セイヨウマユミの言葉も出て来ますが上の2枚写真は木は違います。

ホオノキ(朴の木)
モクレン科モクレン属、落葉高木、花期:5月~6月、
枝先に黄白色の花径15~20cmほどの芳香がある花を上向きに開く。
花弁は6~9枚、萼片は3枚。
中央部には、たくさんの雄しべと雌しべが集まって円錐状についている。
まだまだ白い花が咲く木はありますが、今回はここまでです。
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