花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

身近な野草、ネジバナ、イタドリ、他と要注意外来生物アメリカオニアザミ。

2021-06-15 | 野草
6/14東京は梅雨入りしたとの発表がありましたが、
今日は、ここ八王子ではパラパラと来ましたが、梅雨の陽気ではないでした。

ネジバナ     別名:モジズリ、ネジリバナ
ラン科ネジバナ属、多年草、花期:6月~7月、
茎をまっすぐに伸ばして、らせん形に花をつけ、1つの花は5mm弱ですが、明るい桃色と独自の形で目立ちます。
右巻き、左巻きどちらもありますが、下写真のようにほぼ垂直のものも、巻き方は決まっていない。


イタドリ(虎杖)   別名:スカンポ
タデ科ソバカズラ(イタドリ)属、多年草、花期:8月~10月、雌雄異株。
荒れ地や斜面のどこにでも見られるが、花の色や毛の多少など変化が多い。
薬用植物で、秋に根を取り乾燥したものが虎杖根で、便秘、蕁麻疹などに煎じて使う。
和名は、疼(いた)みを取り去る効果があるので疼取りと名付けられた。
この写真はまだ花が咲き始めなのでよく分からないが、花から雄しべが飛び出して葯が見えるので雄株だと思います
(雌花(雌株)は、萼は5裂し、柱頭は3個、先端が細裂する、見つけたら追加します)

ショウジョウソウ(猩々草)
トウダイグサ科トウダイグサ属、1年草、北米南部原産、花期:8月~10月、
花期に頂部の苞葉が赤く色付き、園芸用に栽培されるが 、一部野生化もしている。
花名は、猩々の赤い頭髪色から連想されて名付けられました 。
猩々は、古代中国で創られた空想上の獣のことで、赤い長髪で酒好きの猿に似た生き物
杯状花序の苞葉は対生し、独特のバイオリン形をしており、基部が朱色に色づく。
もうさく果が付いています。果実は3稜があり、中央に花柱が残る。
未だ咲き始めたところでこれから群生するかもしれません。


キキョウソウ    別名:ダンダンキキョウ(段々桔梗)
キキョウ科キキョウソウ属、1年草、北米原産、花期:5月~6月、
直径1~2センチのキキョウ(桔梗)に似た小さな青紫色の花を咲かせる。
花冠は漏斗状で、先が5つに深く裂ける。 花は下から上へと咲き上がる。

ヒメジョオン(姫女菀 )
キク科ムカシヨモギ属、越年草、北米原産、花期:6月~10月、
どこにでも見られる雑草ですが、後から渡来したハルジオンにその場を追われつつある。
この空き地一面ヒメジョオンで埋め尽くされています。

ワルナスビ(悪茄子)     別名:オニナスビ、アレチナス 等、
ナス科ナス属、多年草、北米原産、花期:6月~10月、
茎の高さ0.5~1mで直立、節ごとにくの字形に曲がる、茎に鋭い刺があり、先端に花径約2cmの
淡紫色または白色の花を6~10個つける。液果は約1.5cmの球形で黄色に熟す。


アメリカオニアザミ(セイヨウオニアアザミ)
キク科アザミ属、多年草、ヨーロッパ原産、花期:7月~10月、要注意外来生物に指定。
和名にアメリカとあるがヨーロッパ原産のアザミであり、
誤解をさけるためセイヨウオニアザミとも呼ばれる。
紅紫色の頭状花を咲かせる。根生葉は羽状に深裂しロゼット状になる。
葉や茎、総苞片には鋭い棘があり、手袋をしていても貫通するため注意を要する
先日、町会の回覧板で、自宅付近にアメリカオニアザミが出ていたら駆除して下さい、
刈り取るだけでなく、根から掘り起こして下さい。のメモが回ってきました。
この写真場所は同じ町会ではなく、そんなに近くではないので、道具もなくそのままにしましたが、皆さん周りではどうでしょうか。
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