花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

ビョウヤナギとキンシバイの仲間。

2021-06-16 | 花の写真
先日散歩途中にビョウヤナギが咲いていました、似た花で間違いやすいので、
庭のヘピリカムと比較の為にアップしておきます。

ビョウヤナギ(美容柳、未央柳)
オトギリソウ科オトギリソウ(ヒペリカム)属、半落葉低木、中国原産、花期:6-7月、
枝が垂れ下がり葉が柳に似ていることから柳の名が付いています。
横に広がり優しく華やかな雰囲気になります。
樹高1m。葉は淡緑色で葉柄はなく全縁で無毛、幅2cm、長さ8cm。
十字対生で対生に付いた次の葉が90度ずれて付き上から見たら十字に見えます。
花柄は2~3cm、花径5cm、黄色い5枚の花弁が離れて付き平開します。
花柱は雄しべより長く先端が5裂します。多数の雄しべはカールして花冠より大きくはみ出します。

▼ヘピリカム   
オトギリソウ科オトギリソウ属、半落葉性低木、花期:6月~7月
ヒペリカムとは、オトギリソウ科・オトギリソウ属に分類される植物の総称 。
園芸においての狭義では「キンシバイ」や「ビヨウヤナギ」といった品種を指します。

ヘピリカム・ヒドコート  別名:セイヨウキンシバイ、タイリンキンシバイ
オトギリソウ科オトギリソウ属、常緑低木、花期:6月~7月、
キンシバイの園芸品種で「大輪金糸梅」の名前でも流通しています。
枝先に、一つないし複数個が集散花序を形成して咲く。花は必ずしも斜め下を向いてしまわず、
横ないし上方をも向いて咲く。花径7~8cmで、キンシバイよりも一回り大きい。

ヘピリカム・アンドロサエマエ(コボウズオトギリ)
オトギリソウ科 常緑~半落葉低木、中央アジア~地中海沿岸原産、花期:5月~7月、実:10月~11月、
花はやや小ぶりで雄しべが長い。
花は小さく茎頂部に赤い実を沢山つける。花より実を楽しむ品種。
*花は、21/5/8に撮影したものです。

キンシバイ(金糸梅)
オトギリソウ科オトギリソウ属、半落葉小低木、中国西南部、花期:6月~7月、
公園等で見掛けるヘピリカム・ヒドコート園芸品種(大輪金糸梅)とヘピリカム・カリシナムを
区別せずに多くの人はこれをキンシバイと呼んでいることもあるようですが、
キンシバイは下垂性で、花弁はオシベと長さがあまり変わらず、あまり大きく開かない。
江戸時代に渡来した中国原産の半常緑低木で、
古くから観賞用として栽培されてきたようです。
花は直径3cm、5枚の花弁はほぼ円形で重なるように先が少し丸まり平開しません。
花柱は5本、雄しべは5個の塊に分かれていて約300本もあります。キンシバイの名の由来、
金糸のような雄しべです。 
未だ撮っていないようで、撮ったらここに追加しておきます。 
*76/25追加
ヘピリカムヒドコートよりやや小ぶりです。ムツカシイですが、
葉は対生し、2列に水平につく。全縁で、先端は鈍く尖り、基部は円形または広い楔形。
葉質はやや薄く、葉の表面は緑色。 枝は赤味を帯びた褐色で無毛。 
等の特徴と合わせてキンシバイとしてもいいのかなと思いました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ヘピリカムの葉を見詰めています。 (himesijimi)
2021-06-17 09:49:17
おはようございます。
我庭の片隅にヘピリカムがあります。
毎春、ヘピリカムの葉を求めてハキリバチが訪れます。固さ程よい葉を器用にクルクルッと切り胸部に抱え込み飛び去るその姿は微笑ましいものです。
・・・植物と虫との共存・饗宴に心潤されています(*^^)v
返信する
Re:ヘピリカムの葉を見詰めています。 (MIMI69)
2021-06-17 18:14:23
コメントありがとうございます。
花がある所には、虫さんが多く集まります。
私も最近は葉が虫に食われていると犯人は誰かなと探すようになりました。
himesijimiさんのように、細かく観察するレベルには至っていませんのでブログにしにくいです。
今年もミズキへのキアシドクガの大量発生で、殺生しましたので、何とか昆虫に報いるようなブログにしたいですが、
知識なしなので、なかなか思うようになりません。

気を付けて無理をなさない程度でのブログをお待ちしております。
返信する

コメントを投稿